ママ友LINEの怖いやりとり……保育園職員のコロナ感染疑惑、「最近◯◯先生見かけない」と犯人捜しが勃発!
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活が変わらざるを得なかった2020年。年が明け、新たな気持ちで1年をスタートしようと思った矢先、主要都府県に緊急事態宣言が発令された。子どもを持つママたちは、この事態をどのように過ごしているのだろうか。
子どもの保育園でまさかの陽性。「誰が検査を受けた?」で盛り上がるグループチャット
介護施設に事務として働いている千里さん(仮名)は、3歳になる女児を家からほど近い保育園に通わせている。彼女の娘が通う保育園には、約80人ほどの園児が保育されているそうだ。
「うちの園は、園庭もあり区内でも大型の保育園。コロナ禍以前は、一時保育の園児も預かっていたので、多いと90人以上の園児が在園していました。去年から感染防止のため、食事の時は園児を一席置きに座らせたり、ソーシャルディスタンスに気をつけていたそうです。日中もマスクを着用して過ごしていますが、子どもたちはじゃれあったり、抱き合ったりと距離が近いので、常に感染が不安でしたね」
昨年末、娘を通わせている保育園の職員が、PCR検査で陽性と診断されたという。
「まさかうちの保育園で……と驚きました。最初は、PCR検査を受ける職員がいるという話が聞こえてきたのですが、すぐにママ友グループチャットで『誰だろう』『〇〇先生、最近見ないかも』と、誰が検査を受けたのかの推測が始まったんです」
検査結果が出るまでは、グループチャットではこの話題で持ちきりだったそうだ。
「そもそも陰性かもしれないし、もし陽性だったとしても、誰でもなる可能性がある状況だけに、犯人捜しのように『誰が検査を受けたのか』を騒ぎ立てるのはどうなの? と思いました。なので私はそのやりとりにはレスをせず、読むだけにしていたんです。でも、周りのママ友たちの様子を見て、“もしも自分が体調を崩して、検査を受けたら……”を想像すると、ちょっと怖くなりましたね」