綾瀬はるか主演『天国と地獄』、初回16.8%と好発進! 唯一の懸念材料は、「中途半端」な“コロナ描写”か
綾瀬はるかが主演を務める日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)が、1月17日にスタートした。平均視聴率は16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進を切ったものの、ネット上では「コロナ禍の演出がひどい」「中途半端」といった批判も噴出している。
「同ドラマは、努力家で正義感が強いあわてんぼうな警視庁捜査一課の刑事・望月彩子(綾瀬)と、創薬ベンチャー企業の社長でサイコパスな殺人鬼・日高陽斗(高橋一生)の“魂”が入れ替わってしまうという物語。過去に『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)、『JIN-仁』(09、11年)、『義母と娘のブルース』(18年)など、綾瀬が出演してきたTBSの名作ドラマを手掛けるヒットメーカー・森下佳子氏のオリジナル脚本となっています」(芸能ライター)
初回では、望月が同居人・渡辺陸(柄本佑)との会話の中から、とある殺人事件の容疑者は日高であると推理。手柄を立てるために1人で日高の後を追って詰め寄るも、2人で歩道橋の階段から転げ落ちてしまい、病院で目を覚ましたときには魂が入れ替わっていた……という展開となっていた。
「テンポよく進むストーリーは、ネット上で『面白い』『今期一番の当たり作』と高評価を受けており、特に望月と日高の魂が入れ替わったあとの綾瀬と高橋の演技については『すごい! 見た目は同じなのに中身が変わったのがすぐわかった』『ほんとにこの2人で良かった。めちゃくちゃ演技うまい』と大絶賛されています」(同)
一方で、電車内で1人だけマスクを身に着けていない望月が、ほかの乗客に睨まれたシーンや、「コロナで人出が少ないため、事件の目撃情報が出ない」などといったセリフから、現実世界同様に、ドラマでもコロナ禍にあることがわかるが、その“描写”には、「中途半端に描くくらいなら最初から設定に入れるな」と批判が続出しているようだ。
「警察署内の人が密集した場所でも誰もマスクをしていなかったり、“ノーマスク”や“顎マスク”で会話をするシーンもあったため、ネット上には『建物の中に入った途端、マスクを外すの何なの?』『こういうの見てると、だから感染者が増えるんだよってイライラする』『マスク付けたり外したりが気になりすぎて内容が入ってこない』と、モヤモヤした人が多い様子。また、『ドラマの中くらい、コロナのことを忘れたい』『コロナ禍設定には、もううんざり』という声も多く上がっています」(同)
綾瀬と高橋の演技が絶賛されているだけに、余計な演出に批判が集まってしまうのはもったいないところ。今後の展開はもちろん、“マスクの行方”にも注目だ。