『すべらない話』R-指定、清塚信也、三谷幸喜の参戦で物議! 「それより無名の実力派芸人出して」と視聴者の声
1月23日に放送されるバラエティ特番『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)に、ラッパーのR-指定(Creepy Nuts)、ピアニストの清塚信也、脚本家の三谷幸喜が“招待枠”のゲストとして出演することが発表された。2004年放送開始の同番組は、「芸人の話芸を楽しめる番組」として人気を博し、関東圏では知名度の関西若手実力派芸人を積極的に起用していたことでも知られるが、15年からは芸人以外の異業種のタレントをゲストに呼ぶケースが増え、これがネット上で賛否を巻き起こしている。
「深夜帯でスタートした同番組は、第5弾の放送後に発売されたDVDが記録的なヒットとなり、フジを代表する人気番組に成長しました。宮川大輔や小籔千豊らの知名度が関東で向上したのも、この番組がきっかけだったといえるでしょう。なお、ダウンタウン・松本人志がピンでメインを務める番組としては、最長寿となっています」(芸能ライター)
しかし、回を重ねるごとに、常連タレントの“ネタ切れ”が視聴者の間で指摘されるように。番組サイドはマンネリを打破しようとしてか、15年1月特番の目玉として、当時SMAPのメンバーだった稲垣吾郎と香取慎吾をゲストに起用。その後、板東英二や中居正広、古舘伊知郎、宮根誠司など、続々と芸人以外のタレントが『すべらない話』に参戦していった。
「昨年1月放送回では、GACKTとファーストサマーウイカが登場して話題となりました。しかし、ネットでの評判は『話芸に秀でていない人を出しても……』といまいちな反応。異業種タレントのしゃべり口は芸人と異なりますし、構成も練られていない傾向がある。また、ネタ自体もゆるいものが多くて、それが残念だといわれています。常連陣もゲストを立てようとしてか、それほど面白い話ではないのに、オーバーに面白がることがあり、そこが視聴者の反感を買っているようです」(同)
R-指定ら出演のニュースに対しても、「どうしてこのメンツ?」「ネタのレベルが下がりそう」「芸人がコソコソやってる時が一番面白かった」などと不満の声がネット上にあふれている。
「ほかにも、他ジャンルの著名人やタレントを出すのであれば、『まだ日の目を見ていない実力派の若手芸人を起用してほしい』といった声も目立ちます。最近は出演芸人のメンツも、『M-1グランプリ』の覇者やバラエティの人気者など、無難なキャスティングが目立つようになっているんです。冒険的、実験的だった初期の『すべらない話』の面白さはもう期待できないのでしょうか」(同)
果たしてR-指定、清塚、三谷は、どのようなネタを披露するのか。すべらないことを祈りたいものだが……。