買い物狂い、アップル新年セールの「1万2,000円値引き」の誘惑に敗北! 不要なiPad Proを売った利益が一瞬で無駄に
彼のあまりの即答に、私はビビりました。え……家の中で埃をかぶってる、あれを欲しがる人がいるのか……? でも待てよ。あれだって元を正せば、由緒正しきアップルの純正品であり、当時は一番高かったのよね? 全然使ってないから性能だってあんまり落ちてないだろうし……。
私「3万円だとうれしいけど……2万円でもいいよ」
彼「やったー!! 買う!! 3万円ね!!」
私はその彼のあまりの喜びように、急に自分が今結んだ契約はすごくいい条件だったのか……? と思い直しました。そ、そうなのか……! みんなiPad Proが欲しくてほしくて仕方ないのか……!? あたいはとてももったいないことをしたのか……!?
確かに、iPad Proなら雑誌だって大画面で見られるし、ハッ! そうだ、デュアルモニター的な雰囲気で仕事にも役立てるかもしれない! そして絵だって毎日書いて上達するかもしれないんだ!! 私の中で次々にクリエイティブなアイディア・展望が広がっていきました。
先ほど、つるーっと文章を読んだ方のために、もう一度言いましょう。千葉N子という女は、iPad Proを買い、ペンシルもキーボードも気合を入れて純正品を買ったのに、ちょっと使ったらすぐに飽きて、それからぶん投げて長期間まったく使わなかった女なんですよ……。
嗚呼、それなのにそれなのに。アップルのかっちょいいページを見ては、「12.9インチならきっと使う!!」と鼻息荒く頷き、「この進化したアップルペンシルならきっと絵を描くぞ!!」と納得し、「キーボードも純正を買って、ドックとして使おう!」と意気込むと、速攻カードを切るという暴挙に出たのです。
しかも48回払いで買う気満々だったのに、初売りセールでは認められないと聞き、吐きそうになりながらカードを切ったよ……。もう後には引けねえって思ったんだ……。すべての買い物を終えた時、あたしゃ思いましたね。「これはいよいよやべえぞ」と。
大体、12月に200万円ほど散財したあたりから(詳しくは後日)、私の心臓は常にドキドキしており、「ちゃんと今月も返せるんでしょうね!?」という強迫観念めいたものが渦巻いているのです。それなのに、ここにきて新たに16万円。マジで馬鹿すぎてあたしゃ自分が情けないよ……。こうなったら、絶対に絶対に絶対に、iPad Proを擦り切れるまで使う!! 使ってやるんだからあ!!!!
そして、私がアップルペンシルを捨ててしまったばっかりに、新たに買う羽目になってしまったマイステディにこの場を借りてお詫び申し上げます。ごめんよ!!!!