小1の娘が、“出会い系アプリ”で遊んでいた!? ガチャ高額課金だけじゃない「子どもとスマホ」トラブル
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
子どもたちの学校や保育園が長期の休みとなる年末年始。コロナ禍の影響もあり、帰省や旅行などを控え、自宅で過ごしたという家庭も多かったのではないだろうか。そんな中、YouTubeやゲームアプリ、オンラインゲームに夢中になっていた子どもも多いようだが、今回はこの事態に頭を悩ませるママたちのエピソードをご紹介しよう。
3人をワンオペ育児、YouTubeやスマホに頼らざるを得ない
正美さん(仮名)は、都内小学校に通う1年生の長女と、幼稚園に通う5歳の長男、そして1歳の次女を育てている。薬剤師の夫は、総合病院に勤めており、夜勤もある変則勤務のため、家では正美さんがほとんど家事と育児を担当しているそうだ。
「1歳の娘と、とにかく落ち着きがない息子に手がかかるため、1年生になる長女には、お古のパソコンでYouTubeを見せたり、私のスマホで無料アプリのゲームで遊ばせたりしています」
いまや、子どものお世話道具としても欠かせないYouTubeやスマホゲーム。しかし、中には子どもにスマホを持たせることについて、注意してくるママ友もいるそうだ。
「ママ友とのグループチャットに、娘がスタンプを連投しちゃったんです。そうしたら、高学年の子どもがいるママ友から『低学年のうちにスマホを与えていると、ゆくゆくはゲームばかりしたり、課金に走るようにもなるよ』というメッセージが送られてきました。アドバイスはありがたいのですが、3人の子をワンオペ育児しているので、長女にはスマホで遊んでいてもらわないと何もできないんですよ……」
そんな正美さんだが、以前、仲の良いママ友から「娘が勝手にゲームをダウンロードして、数千円ほど課金していた」と聞き、親が認証しなければ課金だけはできないように気をつけていたという。しかし、無料アプリだと思って遊ばせていたゲームで、とんでもないトラブルに巻き込まれそうになったと語る。
「そのゲームは、アバターを作って遊ぶという内容で、私はてっきり着せ替えを楽しむものかと思っていました。しかし、実はアバター同士で会話ができるもので、いわゆる出会い系アプリだったんです」
アバターを作って、仮想現実で知らない人と交流ができるアプリは、厳格な年齢確認なども必要なく、簡単にダウンロードできてしまうという。