Sexy Zone・菊池風磨、「これが俺らの難しいところ」……世間から“下積みナシのエリート”と思われる葛藤を激白
Sexy Zoneがパーソナリティを務める特別番組『Sexy Zoneのらじらー!サタデー新春スペシャル~おっきいステージも立てたらいいな~』(NHKラジオ第1)が1月2日に放送された。2016〜19年まで『らじらー!サタデー』午後10時台のパーソナリティを務めていたSexy Zoneが、今年デビュー10周年を迎えるということで、2年ぶりに『らじらー!』に登場。午後8時台〜10時台までの3時間にわたり生出演した。
この日は当時の人気コーナーの復活や、ファン投票で決める「2021年一番最初に聞きたいセクシーソングベスト10」などが紹介されたが、番組終盤には、デビューしてからの10年をメンバーが振り返ることに。
中島健人は、「すごい密度の濃かった10年だよね」と言い、菊池風磨は「俺はね、長く感じたなぁ。昔の映像とか見ると、声変わりしてない。声がまだ安定してなかったりとか、なんか奇妙だった。ちょっとゾッとした」と告白。
一方、昨年突発性パニック障害による療養から復帰した松島聡は、「両方なんだよね。長いって感じる時もあれば、早いって感じる時もあったから。デビューして3、4年目ぐらいからは長かったな」と明かし、佐藤勝利は「10年って来るんだっていうか……。デビュー当時、1枚目(のCDを)出した時に『これ、2枚目出せないと本当のデビューじゃないな』って上の2人が言ってて……」と当時を回想した。
これは、過去に菊池と中島が、現・SixTONESの松村北斗、高地優吾と4人でジャニーズJr.内ユニット「B.I.Shadow」を結成し、09年7月には「中山優馬 w/B.I.Shadow」として、「悪魔な恋」でCDデビューした経験があることを指した発言。というのも、B.I.Shadowとして2枚目の発表はなく、11年のSexy ZoneのCDデビューとともに、グループは自然消滅となっていたのだ。そんな過去に思いを馳せながら「僕らなんかは2枚目出せなかった組ですからね」とつぶやく菊池に、佐藤は「その経験がある2人だったから、そこから2枚目出して、この前『NOT FOUND』出して、10年たってるのが感慨深い」と、昨年11月に発売した19枚目のシングルへの思いも語ったのだった。
また、昨年1月には、B.I.Shadowとして共に活動していた松村と高地が、長年の下積み時代を経てSixTONESとしてCDデビューを果たしたため、メディアでは早々に「Sexy Zone」でデビューした中島と菊池が比較対象にされることも多くなっているが、菊池は「面白いのは、たぶん“エリート”と呼ばれるじゃないですか。(ジャニーズ事務所に)入ってすぐデビューしてるから。だから世間一般の目からすると、下積みに見えてないんだよね」とし、「これが俺らの難しいところだと思う」と下積み時代がなかったと見られることへの葛藤を吐露。
中島も「つらいよね。相当下積みの感覚だけどね。俺ら、ボロボロで泥臭かったのよ……」と、デビューが早かったため、デビューしてからが下積みだったと告白。「この10周年は下積みの成果を見せる時なんじゃない?」と意気込んでいた。
なお、今回の番組のサブタイトル「おっきいステージも立てたらいいな」は、メンバー自身が決めたという。佐藤は「こういうのが言えるようになったのは、10周年の経験があるからだよね。ちょっと前までは恥ずかしくて言えないことというかさ。でも恥ずかしがってちゃしょうがないというか。僕らは僕らで胸張って歩めるようになったのかなって……」と10周年への決意を新たにしていた。
この放送にネット上では、「たくさん苦労してもがき苦しんだんだのを、当時はぐっと耐えてひたすら前に進んできた彼らは本当に美しい!」「おっきいステージSexy Zoneなら絶対立てるって思ってるよ」「今ももし B.I.が続いてたら、セクゾもストもなかったのかと思うといろんな運命感じるよね」などのコメントが寄せられていた。