カルチャー
【インタビュー前編】

嵐・二宮和也の“生き霊状態”はジャニーズトップクラス!? 話題の霊視芸人・シークエンスはやともが視た、芸能人と霊の不思議な関係

2021/01/11 18:00
サイゾーウーマン編集部

 『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』(ともにフジテレビ系)、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)など、人気番組に多数出演し、芸能人たちを“霊視”して注目を集めているピン芸人・シークエンスはやとも氏。小学校3年生のときに殺人現場を目撃したことがきっかけで、幽霊や生き霊が視える特殊な能力があることを自覚したという彼は、2020年8月に自身の心霊体験をポップにつづった初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)を上梓。同年12月には早くも2冊目となる『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)を発売した。

 今回はそんなシークエンスはやとも氏にインタビューを行い、新刊のみどころや2020年に霊視した芸能人たちの意外な素顔について話を聞いた。

マツコ・デラックスは、人間的な欲求が欠落している!?

『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)

――芸人になった当初は、霊感があることを売りにしていなかったそうですね。「霊視芸人」として活動するようになってから、悪い霊が寄ってきた、霊の影響を受けるようになったということはありますか?

シークエンスはやとも氏(以下、はやとも) 今のところは特にありません。結局、霊の影響を受けるかどうかは、考え方次第なのかもしれないなと思っているんです。ビクビクして心霊スポットに行ったり、怪談系の番組に出て、実際に体調崩しちゃう人ってやっぱりいるんですよ。でも、それとは逆で、例えば、先輩のケンドーコバヤシさんは、ある心霊スポットに行ったとき、霊能者さんから「ここはやばいところだから、絶対何にも触れないでください」と言われたにもかかわらず、バーンと部屋の中の物を壊してしまって(笑)。それでもピンピンしているじゃないですか。そういった先輩の姿を見て、霊の影響を受けない人って、何が違うんだろうなと思ったときに、まず「怖がっているか、怖がっていないか」というのと、「仕事への意識が強いか、強くないか」が、すごく大事なのかもしれないなと気づきました。

――芸能人のように、ルックスが整っている、性格がいい、自分に芯があるなど、人間として魅力的な人は霊にもモテるそうですが、2020年に霊視した中で一番印象に残っている人は誰ですか?

はやとも マツコ・デラックスさんですね。マツコさんの霊体は空洞なので、霊もその中をすり抜けてしまうんです。自我とか欲求みたいなものを全部殺している人だとも思っていて、恐ろしいぐらい、いやらしさというか欲求みたいなものを感じませんでした。食欲、睡眠欲、性欲の3大欲求は、どの人間からも感じないと変なんですが、マツコさんはご飯食べている時、すごくおいしそうに食べているけれど、食欲を満たしているわけではなく、ずっと視聴者目線を意識しながらコメントしているし、どんなにいやらしいことを言っても、性欲を感じさせないから、老若男女が嫌な気持ちにならず、面白く聞くことができる。マツコさんが眠っているところも、あんまり想像できないじゃないですか。

 おそらくマツコさんは、自分がミッキーとかキティちゃんとかピカチュウみたいな、キャラクターのように見られていることを、芸能生活のどこかで気がついたんだと思うんです。世間は“マツコ・デラックス”というキャラクターを求めているから、少しでも見ている人が嫌悪感を抱かないように、欲を殺した。だから芸能人って、売れていれば売れているほど、人間的な欲求が欠落しているともいえます。

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