てんちむ&堀江貴文と急接近した「自称スピリチュアリスト」、心屋仁之助氏は“歌手”に転身! 2021年の注目教祖様
最後は、娘を叩いて自己嫌悪に陥っている女性に対し「あなたの娘さん、叩かれるために生まれたのよ」と無茶苦茶なアドバイスをしたことでおなじみの、心理カウンセラー・心屋仁之助氏。私がウォッチしているスピリチュアル界隈との親和性が高く、この御大の影響を受ける教祖様が多いと、当コラムでも取り上げ続けてきました。
そんな心屋氏は昨年10月、自身のブログで「2020年末で心理カウンセラーを卒業して音楽活動に専念する」といった宣言をし、なぜかスポーツ紙なども報道。この内容が「Yahoo!ニュース」に転載されると、コメント欄には「この人、前から胡散臭いと思ってた」「子どもの虐待を肯定するような発言をした人ですよね? 表舞台から去ってくれてよかった」といった批判が多数書き込まれており、警鐘を鳴らし続けてよかったと溜飲が下がる思いでした。
すでにSNS上では「シンガーソングライター JIN-kokoroya」を名乗り、活動を開始している様子。ただ、ステージ上でも今まで通り自己啓発の講演会をやるでしょう。さらに、心理カウンセラーとしてつづっていたブログを焼き増しし、シンガーソングライターとして発信を続けると思います。というか、今の時点でそうしているんです。
今までの活動で集めた“心屋信者”の力はまだまだ強く、「シンガーソングライター JIN-kokoroya」のAmebaオフィシャルブログは、あっという間に「歌手部門」で研ナオコさんや野口五郎さんらとアクセスランキングで競り合っている状態。実は私、心屋氏の歌を聞いたことがありますが、「まあ、ヘタではない」という感じ。きっとこれからボイトレなどをやって、歌声を磨いていくんでしょう。いや、そうであってほしい……!
今年は丑年ですが、「牛」は勤勉や誠実の象徴なのだそう。動物たちの競走で、動きの遅さを自認して前夜のうちから歩いたからこそ、ネズミに次いで十二支の2番目になったというおとぎ話もあります。「コツコツと地道に」なんて、お手軽に手早く人を騙して儲けようと目論む連中が多いスピリチュアル界隈とは全く相容れないイメージ。怪しいものに惑わされず、牛のように、どっしり&しっかりと前に進んでいきたいものです。