サイゾーウーマンコラム黒猫ドラネコの“教祖様”注意報2020年スピリチュアル界隈の“注目株” コラム 【連載】スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコの“教祖様”注意報 てんちむ&堀江貴文と急接近した「自称スピリチュアリスト」、心屋仁之助氏は“歌手”に転身! 2021年の注目教祖様 2021/01/02 13:00 黒猫ドラネコ(ライター) スピリチュアルコラム黒猫ドラネコの“教祖様”注意報 心屋仁之助氏、シンガーソングライターに転身!? 最後は、娘を叩いて自己嫌悪に陥っている女性に対し「あなたの娘さん、叩かれるために生まれたのよ」と無茶苦茶なアドバイスをしたことでおなじみの、心理カウンセラー・心屋仁之助氏。私がウォッチしているスピリチュアル界隈との親和性が高く、この御大の影響を受ける教祖様が多いと、当コラムでも取り上げ続けてきました。 そんな心屋氏は昨年10月、自身のブログで「2020年末で心理カウンセラーを卒業して音楽活動に専念する」といった宣言をし、なぜかスポーツ紙なども報道。この内容が「Yahoo!ニュース」に転載されると、コメント欄には「この人、前から胡散臭いと思ってた」「子どもの虐待を肯定するような発言をした人ですよね? 表舞台から去ってくれてよかった」といった批判が多数書き込まれており、警鐘を鳴らし続けてよかったと溜飲が下がる思いでした。 すでにSNS上では「シンガーソングライター JIN-kokoroya」を名乗り、活動を開始している様子。ただ、ステージ上でも今まで通り自己啓発の講演会をやるでしょう。さらに、心理カウンセラーとしてつづっていたブログを焼き増しし、シンガーソングライターとして発信を続けると思います。というか、今の時点でそうしているんです。 今までの活動で集めた“心屋信者”の力はまだまだ強く、「シンガーソングライター JIN-kokoroya」のAmebaオフィシャルブログは、あっという間に「歌手部門」で研ナオコさんや野口五郎さんらとアクセスランキングで競り合っている状態。実は私、心屋氏の歌を聞いたことがありますが、「まあ、ヘタではない」という感じ。きっとこれからボイトレなどをやって、歌声を磨いていくんでしょう。いや、そうであってほしい……! 今年は丑年ですが、「牛」は勤勉や誠実の象徴なのだそう。動物たちの競走で、動きの遅さを自認して前夜のうちから歩いたからこそ、ネズミに次いで十二支の2番目になったというおとぎ話もあります。「コツコツと地道に」なんて、お手軽に手早く人を騙して儲けようと目論む連中が多いスピリチュアル界隈とは全く相容れないイメージ。怪しいものに惑わされず、牛のように、どっしり&しっかりと前に進んでいきたいものです。 前のページ123 黒猫ドラネコ(ライター) 九州出身、都内在住のアラフォー。ネット上にはびこるスピリチュアル・ビジネス、自己啓発セミナー、陰謀論などを観察するライター。スポーツ観戦も趣味。3食スイーツでもいい甘党。LINEマンガ『妻が子宮カルトに沼りました』連載中。 記事一覧 X:@kurodoraneko15 黒猫ドラネコ【トンデモ観察記】 最終更新:2021/01/02 13:00 楽天 オールカラーマンガで身につく!ことわざ辞典 「類は友を呼ぶ」ということわざ考えた人、天才では 関連記事 西野亮廣、『映画 えんとつ町のプペル』公開! 大ヒット間違いなしと話題も……「胡散臭さがどうしても拭えない」ワケスピリチュアルと芸能人の怪しいつながり――元KAT-TUN・田口淳之介、ブルゾンちえみが共演した“教祖様”の正体小林麻耶の夫・あきら。(國光吟)の“スピリチュアル動画”を検証――「遠隔施術」を生業にする彼の正体10万円の入場券、55万円のカラオケ大会……“金”が飛び交うスピリチュアルイベント「シンデレラ・プロジェクト」潜入レポ小林麻耶も参加の一大スピリチュアルイベント「シンデレラ・プロジェクト」、幕張メッセで開催の危険度とは? 教祖様の正体に迫る 次の記事 【日雇いマンガ】113~119話 >