亀梨和也&赤西仁『ごくせん2』再放送に日テレが奔走!? 辞めジャニの映像使用めぐり“制限緩和”一歩前進か
KAT-TUN・亀梨和也と当時メンバーだった赤西仁が出演した2005年放送の大ヒット連続ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)第2シリーズが、12月27日から再放送されている。14年にジャニーズ事務所を退所後、テレビから遠ざかっている赤西だけに、ネット上では再放送といえどもファンから喜びの声が続出。同じく日テレで同年に放送された赤西出演の人気ドラマ『anego』などにも、再放送を熱望する声が上がっているが……。
16年のSMAP解散騒動以降、元ジャニーズタレントと現役ジャニーズの共演が“タブー化”しているのは、世間一般に広く知れ渡ることに。また、SMAP解散後、グループ活動当時の映像がテレビで流れることはほとんどなく、ネット上では「不自然なほどSMAPの映像が流れない」とたびたび炎上し、その都度ジャニーズ事務所へのバッシングも加熱していた。
「赤西は、『海外での活動に注力したい』という自身のわがままを通す形でジャニーズを去り、決して『円満退所』とは言い難い状況でした。独立した現在も音楽活動を精力的に続けていますが、KAT-TUN時代、またグループ脱退後のソロ活動期の像使用は、テレビ局サイドにとっても“取り扱い注意”となっています」(テレビ局関係者)
そのため、日テレは今回の『ごくせん』再放送にあたり、ジャニーズサイドと、赤西が現在所属する事務所の双方から許諾が必要だったという。赤西のオフィシャルサイトを見ると、しっかりドラマの放送告知がなされているだけに、ジャニーズだけでなく、赤西サイドも今回の再放送を前向きにとらえたことがわかる。
「なお、こうしたドラマの再放送では、各出演者にギャランティが分配されますが、芸能界の慣例的には、当時所属していた事務所に支払われるのが一般的。しかし、ジャニーズ側からすればそれも微々たる金額ですから、利益よりも、『事務所を去った赤西と亀梨の共演作の放送に許可を出した』という事実のほうが、圧倒的に大きな意味を持つでしょう」(同)
さらに、日テレが、ジャニーズとの“癒着”を再三指摘されているテレビ局という点も、業界関係者を驚かせた一因になっているようだ。
「いまやジャニーズも、辞めジャニの活動の場を制限するため、メディア側に圧力を行使するようなことはしておらず、メディア側のジャニーズに対する“忖度”のほうが問題視されています。そんな中、今回は、日テレ側が『辞めジャニの作品を放送しようと、ジャニーズサイドに働きかけた』という流れ。今年も手越祐也や山下智久など、決して“円満ではない辞め方をするジャニーズタレントが後を絶ちませんでしたが、一定期間を設けた上で、メディア側が映像使用を強く希望した場合は、今回のように自ずと生まれた“制限”が緩和されるのかもしれません」(同)
赤西は退所からまもなく7年。“辞めジャニ隠し”が解かれるのには、最低でもこれだけの時間がかかる、ということなのだろうか。