「晩杯屋」より酒が安い「バリヤス酒場」、1,000円以内で飲める! 破格98円のメニューが狙い目
酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、都内に数店舗展開している激安チェーン居酒屋、バリヤス酒場で泥酔してきました。
モンテローザ8軒目:バリヤス酒場
バリヤス酒場は、モンテローザにしては珍しく「安い詐欺」ではなく、本当に安価でアルコールを提供している貴重な酒場です。
しかし、せっかく安いのにモンテローザの伝家の宝刀「お通し代」(300円・税抜)がしっかり摂取されるのが残念。席につくなりポップコーンが運ばれてきますが、300円も払ってこんなどうでもいい食べ物でカロリーを摂取したくありません。嫌われがちのモンテローザが、せっかく庶民から好感を持たれそうな安酒場をオープンさせたのですから、お通しは廃止してもう少し真剣に庶民と向き合ってほしいところです。晩杯屋や鳥貴族など、巷で人気の安酒場はお通し代も席料もありませんよね。
とはいえ、バリヤス酒場はモンテローザ系列の中でアルコールの安さは群を抜いています。酎ハイ、ウーロンハイ、緑茶ハイが188円(税込みでも207円)で、晩杯屋よりも安いのです。レモンサワーやトマトサワーなど、サワー類は260円、角ハイボール280円、黒霧島など焼酎のグラス260円、日本酒の白鶴1号280円、キリン一番搾りの中ジョッキ358円……と、どれもこれも立ち飲み価格。
もちろん、立ち飲みではなく、ちゃんと椅子に座ってゆっくり飲めます。
2時間1,000円(税抜)の飲み放題も良心的。酎ハイ5杯以上、サワー類4杯以上を飲むなら利用した方がお得です。ビールも飲み放題にするなら+200円でできます。
さて、バリヤス酒場のツマミですが、オープン当初からメニューが改変されて、現在はモンテローザ系列の鳥貴族のパクリ店、「豊後高田どり酒場」とほぼ同じメニューです。
例えば、ししゃも、トルティーヤチップス、ちくわの磯辺揚げ、ハムカツ、タコさんウィンナー、チーズ餃子、甘えび唐揚げ、揚げシュウマイ、ポテトもち、バリ辛ドリ鶏皮、鶏皮ポン酢……などは、豊後高田どり酒場のメニューと全く同じで、値段も280円と同価格。
気をつけたいのは、バリヤス酒場のほうが高田どり酒場より高い品もあるというトラップ。鶏むね肉の生ハム、鶏むね肉のタタキ、トマトピザなどは、高田どり酒場では280円ですが、バリヤス酒場では320円と値上げされています。