『M-1グランプリ2020』審査員3年連続同じメンツで不評!? 特に「立川志らくと上沼恵美子」が物議醸すワケ
12月20日に放送される漫才日本一決定トーナメント『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)。5801組の頂点を決める本大会では、毎回、審査員のメンツが視聴者の間で物議を醸すという。今年の審査員は、3年連続で同じメンバーで、オール巨人、上沼恵美子、立川志らく、 サンドウィッチマン・富澤たけし、ナイツ・塙宣之、松本人志、中川家・中川礼二の7名だが、いったい何が問題視されているのだろうか。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、漫才業界は興行的に大きなダメージを負った1年となったが、こと『M-1』に関しては、出場者数が過去最多の5081組を記録するなど、今年も絶好調。準決勝を勝ち上がった9組と、決勝当日の敗者復活戦を突破した1組の計10組で、決勝が争われる。決勝進出を決めた9組はアキナ、マヂカルラブリー、見取り図、ニューヨーク、おいでやすこが 、オズワルド(以上、吉本興業)、錦鯉(ソニー・ミュージックアーティスツ)、東京ホテイソン( グレープカンパニー)、ウエストランド(タイタン)。優勝者には優勝賞金1000万円が贈られる。
年末の話題を独占すること間違いなしの同大会だが、ここ数年毎年のように、ネット上で不満の声が出るのが審査員の顔ぶれだ。
「今年は3年連続で同じメンバーとあって、SNSでは『そろそろ審査員のメンツを替えたら?』『またこのメンバー?』 と不満を漏らす大会ファンの声があちこちで見受けられます。特に志らくと上沼は、毎回その審査や発言に疑問の声が集まり、『別の人にしてほしい』といわれがちです」(芸能ライター)
志らくは18年の大会で、ジャルジャルを「一つも笑えなかった」と言いながら99点をつけた一方、かまいたちについては、一度は褒めたものの「うまさを感じすぎてしまった」と低評価を下すなどして、視聴者の間で「ちぐはぐな評価」と物議を醸すことに。ほかにも、「なぜ落語家が漫才の採点を?」「落語家を審査員にするにしても、志らくより適任がいそう」といった身も蓋もない指摘が多く聞かれた。
「志らくは今年11月、『ワイドナショー』 (フジテレビ系)に出演した際、『M-1』ファンの間で『審査員を辞退すべき』とする声が出ている件を、『知っている』と打ち明けました。その上で、『世間の人が立川志らくというものを知らなすぎる』と不満を述べ、『自分と(立川)談春は落語界のダウンタウン。私が松本さんで談春が浜田さんのポジション』と胸を張り、自分は『M-1』の審査員にふさわしい人間であることをアピールした。こうした志らくの言動を、『思い上がりすぎ』と受け取る視聴者は少なくなかったようですね」( 同)
一方、上沼の場合は、「個人的な好き嫌いが露骨に審査や言動に現れることが、批判の的になっている」(同)という。
「例えば、17年の大会では、今年も決勝戦に駒を進めたマヂカルラブリーのネタを、『一生懸命頑張ってる。頑張ってるのはわかるけど、好みではない』『よう決勝残ったなと思って』と酷評。視聴者からは、『あまりにもひどい』『もっと真摯に審査すべき』とバッシングが巻き起こりました。昨年も、新進気鋭のコンビ・からし蓮根についてコメントをする中、突如、敗者復活戦で勝ち上がった決勝常連・和牛の“慢心”に怒り出し、説教を始めたんです。こうした若手芸人を畳み掛ける上沼の物言いが、特に若い視聴者から敬遠されているようです。ただ上沼の“説教”を楽しみにしている視聴者も多いと思いますが」(同)
今年も志らくと上沼の審査が波紋を呼ぶ展開となるのか。『M−1』の賞レースとともに、見守っていきたい。