吉野家・すき家・松屋、“牛すき鍋”メニュー格付け! 840円「豆乳牛鍋定食」が“一歩リード”の結果に!?
――では最後に、3店舗の「牛すき鍋」を比較して、順位発表をお願いします。
川村 基本的にどの店舗も、牛肉に野菜という組み合わせなので、大きな差はありませんでしたが、第1位はすき家にしたいと思います。決め手はやはり、スープの種類ですね。豆乳ベースのあっさりとした牛すき鍋が楽しめる「豆乳牛鍋定食」のおかげで、すき家が“一歩リード”したという感じです。
ごはんの量でカロリーを調整できますので、牛すき鍋を楽しみながらカロリーをセーブしたいという方は、「ごはんミニ」を選ぶといいでしょう。また、すき家の牛すき鍋はどちらも野菜がたっぷり入っていて、半日分の野菜が摂れるのもうれしいところです。
続いて第2位は、吉野家の「牛すき鍋膳」。こちらも1食で半日分の野菜が摂れるのが魅力的。そして、僅差でしたが、第3位は松屋の「お肉たっぷり牛鍋膳」です。豆腐と青ネギが入っているのはいいですが、白菜やニンジンなど、もっと野菜の種類が増えると、栄養面ではうれしいな……という思いで、第3位にさせていただきました。
とはいえ、このボリュームで690円はかなりコスパが高いですし、小鉢が選べるのも楽しいですよね。100円プラスすると「生野菜セット」も選べますし、サイドメニューは充実しているように感じます。残念ながら今年は販売が終了しているとのことなので、来年は私も、ぜひ食べてみたいです!
(文:佐藤真琴)
■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」