吉野家・すき家・松屋、“牛すき鍋”メニュー格付け! 840円「豆乳牛鍋定食」が“一歩リード”の結果に!?
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
吉野家・すき家・松屋、期間限定“牛すき鍋”ランキング!
いつもの牛丼チェーンで“鍋メニュー”を見つけ、「冬だな~」としみじみする……そんな季節の感じ方もありますよね。自宅だと準備や片付けが面倒な鍋も、牛丼チェーンなら1人で手軽に楽しめるのがいいところ。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、大手牛丼チェーン「吉野家」「すき家」「松屋」の期間限定鍋メニューを栄養面から比較し、順位をつけてもらいました。
――3店舗とも、鍋メニューは「牛すきやき鍋(牛すき鍋)」として販売されています。どんな特徴がありますか?
川村郁子先生(以下、川村) 牛丼チェーンの牛すき鍋は、甘辛い味の染み込んだ牛肉や野菜、豆腐などが入っていて、どれも1,000円以下で楽しめる“高コスパメニュー”だと思います。割りほぐした生卵と絡めて食べると、食材のうまみをより一層引き出してくれて、ごはんも進みますよね。甘辛いお肉で大盛りごはんをむしゃむしゃかき込むっ!
……と言いたいところですが、どの店舗もセットメニューで900~1,100kcalくらいありますので、食べ過ぎには注意。寒い冬にポカポカ温まりながら、ゆっくりと味わいたいメニューですね。
ただ牛丼と比べると、牛すき鍋のほうが野菜や豆腐などが入って具だくさんなので、その点は栄養価的に優れていると思います。牛すき鍋で摂取できる栄養素は、牛肉のたんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミン類、脂質、玉ねぎの食物繊維など、牛丼の具材でおなじみの食材に含まれる栄養素と、基本的には同じ。それに加え、豆腐のカルシウムやマグネシウム、白菜やニンジン、青ネギなどが入っている場合には、ビタミンCやβカロテン、食物繊維なども補えます。
ただし、醤油と砂糖で甘辛く味付けをしていますので、糖質や塩分は多め。牛すき鍋の場合、スープを全て飲み干すことはあまりないかもしれませんが、なるべくスープは残して、カロリーや塩分を調整したほうがいいでしょう。