寺田心くん、ブックオフCMで「あざとい」「プロっぽい」印象を逆手に? CM起用社数ランキング大躍進のワケ
子役の寺田心くんが、このほど発表された「2020タレントCM起用社数ランキング」で大躍進を遂げた。これは、メディアの調査・分析を担う「ニホンモニター株式会社」が例年この時期に発表するランキングで、その年の1~11月に出稿されたCMから割り出されたもの。男性部門の1位から5位までを活動休止を控えた嵐のメンバーが独占したことが注目されたが、彼らに続く第6位に心くんが入り込んだことも話題を集めている。
「昨年のCM起用は7社で、トップ10圏外だった心くん。今年は10社に増え、嵐に次ぐ6位となりました。同率の6位には他に賀来賢人、竹内涼真、田中圭と人気俳優が並ぶ中、現在小学校6年生の心くんはひときわ異彩を放っており、ネット上での注目度が高まっています」(芸能ライター)
心くんが起用された10社の内訳には、NTTドコモ、呉工業、サントリー食品インターナショナル、サントリーホールディングス、サンヨー食品、スズキ、東京ガス、TOTO、日本マクドナルド、ブックオフコーポレーションと誰もが知る大手が並ぶ。サンヨー食品やTOTOは2015年から、呉工業は17年から心くんを起用し続けており、スポンサーと信頼関係を築いていることもうかがえる。
「これらの中でも話題性が高かったのは、中古書籍などを扱う『ブックオフ』のCMではないでしょうか。特に19年公開の、心くんが店員に扮した『本だけじゃないブックオフ!』シリーズは、涙と笑顔を巧みに使い分けて客を手玉に取る演技、『本ねぇじゃん!』『冗談よしてや~!』などの大仰なセリフ回しにより、ネットで“バズる”ことに。全4パターンのYouTubeの公式動画は合計で約1935万回再生(20年12月3日現在)を記録していて、イラッとしつつも中毒性があることを裏付けています。世間が彼に抱いていた『あざとい』『プロっぽい』というネガティブな印象を逆手に取ったCMとなっていて、心くんの好感度が逆に上がったようです」(同)
今年の新シリーズでは、女優の木村多江と共演。心くんは今回も武器である涙を流しつつ、シュールな笑いを生んでいる。可愛らしいルックスとこなれた演技のギャップに磨きがかかっているようだ。
「現在小6の心くんですが、昨年11月出演の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では、身長が4センチ伸びて、125センチと告白していました。平均に比べると低いと言わざるを得ないですが、見た目は可愛らしい子ども、中身は大人顔負けのプロフェッショナルというギャップこそ、世間から注目を集める秘訣なのでは」(同)
心くんの今後ますますの活躍を祈りたい。