A.B.C-Z河合郁人は「芸能界で革命的な存在」!? テレビ業界で評価される「ジャニーズものまね」「コメント力」とは
激震続くジャニーズ事務所にあって、いまテレビ業界で最も注目されているのがA.B.C-Z・河合郁人だ。河合は木村拓哉や嵐・松本潤など、数々の先輩ジャニーズのモノマネを多くの番組で披露しているが、それを「芸能界では革命的なこと」だと言うのは、さる業界関係者。
11月22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ダウンタウン・松本人志が、河合が先輩のモノマネをしてイジることについて、「本当にすごく頑張ってると思う。ジャニーズの内部から緩和させていってる。あれって、ジャニーズにすごくいいと思う」と評価していた。
「というのも、今までジャニーズタレントを笑いの対象にすることなど、まず考えられませんでしたから。良くも悪くも、ジャニーズ事務所は権力の象徴として業界人がひれ伏していた。それを、河合が“イジってもいいもの”として提示することで、ジャニーズ事務所も、ただのいちプロダクションに過ぎませんよ、と示すことになります。ジャニーズ事務所の威光をみすみす手放そうとしているともいえますが、実際、ジャニーズ事務所にとって良い作用をもたらすことは間違いないでしょう」(前出・業界関係者)
そんな河合は、フットボールアワーの後藤輝基と顔が似ていることも、たびたび話題に。7月放送のバラエティ特番『たとえるバラエティ クイズ!鼻からスイカ』(読売テレビ)では、MCとして後藤と初タッグを組んだ。収録後、河合は「勉強にもなりましたし、自分はまだまだだな、というのを感じたので、修行していきたいと思います」と気を引き締めており、MCとして羽ばたきたい野望を持っている様子もうかがい知れる。
ジャニーズの中で、実力派MCとして知られるのは中居正広だったが、すでに退所した現在、業界内ではその後釜、いわゆる“ポスト中居”をめぐる話題が取り沙汰されているようだ。
「これまでNEWS・小山慶一郎、ジャニーズWEST・中間淳太、関ジャニ∞・村上信五といった人材が“ポスト中居”といわれては、いつしかそうした期待の声も消えていきました。単にしゃべりが上手だったり、知識があったり、語学が堪能だけでは難しい。天性のものが求められます」(同)
例えば、英語と中国語が堪能で、経済に関する知識も豊富な中間は、『ワイドナショー』(2018年3月4日放送)に一度ゲスト出演したものの、その後登場していない。
「『ワイドナ』出演時、中間は『ジャニーズWESTは(ジャニーズ事務所に)ハマってないです。やっぱり、Sexy Zoneとかのほうがハマってます』と語っていましたが、『ワイドナ』にも残念ながらハマらなかったということでしょう」(放送作家)
一方の河合は、22日放送の『ワイドナショー』で番組2度目の出演を果たした。この放送では、近藤真彦の不倫および無期限の芸能活動自粛が取り扱われたが、ジャニーズの大先輩に対する河合の発言が、どうやら評価に値するようだ。
「スキャンダルを起こした大先輩に失望したなどとは言わず、『後輩がこういう気持ちでいるっていうことを、マッチさんにはわかっていてほしいなって思いますね』と、言葉を選びながら言及。さらには、ジャニーズ全体の問題として俯瞰的に眺めつつ、『一番上のマッチさんが、こういうことをしてしまって、ジャニーズが悪くないのにそう見られる雰囲気になってしまっている』と複雑な思いを吐露。そして、不倫が報道された際、ほかのジャニーズタレントとロケ中だったと明かした上で、『家族がいらっしゃるじゃないですか。奥様や息子さんが過ごしにくい環境をつくってしまうのはよろしくないだろうね、っていう話はしました』とコメントしたのです。まず後輩として、そしてジャニーズ事務所の人間としてコメントした後、報道を知ったときの舞台ウラ話まで披露。全方位的に押さえるとは、なかなかできることではありません」(同)
大先輩のスキャンダルによって評価が上がった格好だが、そんな河合がMCとして活躍する日はいつになるのだろうか。とにかく、要注目人物であることは間違いないだろう。
(後藤壮亮)