『金スマ』、Snow Manと『鬼滅の刃』両ファンから批判噴出! 「煉獄さん推しにも宮舘ファンにも失礼」と炎上
中居正広がMCを務めるバラエティ『金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)。11月20日放送回にはSnow Manがゲスト出演したが、オンエアー前に投稿された番組公式Twitterの内容について、批判が噴出する事態となった。Snow Manメンバーと、アニメ化もされた大ヒット漫画『鬼滅の刃』(集英社)を絡めたツイートを行い、双方のファンからクレームが寄せられたのだ。
発端は放送前日、19日午後6時台のツイート。アニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(10月16日公開)に関して、「今年は #鬼滅の刃 のヒット凄かったな 鬼滅のおかげで国内消費指数上がったらしいよ。すごっ」と同作の話題を切り出した後、“今年の顔”であるお笑いコンビ・ぺこぱと、ジャニーズのSnow Manが2時間スペシャルに登場すると告知した。文章の最後には、「#金スマは宮舘推し」などと複数のハッシュタグをつけて投稿。それらのうち、「#宮舘を煉獄さんを超える男にしよう」の一文が炎上の引き金になった。
宮舘はSnow Man・宮舘涼太で、「煉獄さん」とは『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のメインキャラクターの1人・煉獄杏寿郎を指しているとみられる。リプライ欄には「こんなふうに煉獄さんの名前を出されるのは不快です」「煉獄さんは関係ない。ハッシュタグはやめてください」「アニメと現実は別物だし、煉獄さんは実在の人と同列に並べられない存在。わざわざ敵を増やすような行為は避けたほうがいいと思う」と、怒りのコメントが上がった。
また、Snow Manファンも「番組を盛り上げようとしてくれるのはうれしいけど、ほかのジャンルに火が飛ぶような表現は控えたほうがいい」「Snow Manも『鬼滅の刃』も両方好きだから、あまり好ましくない。双方のファンを刺激しないほうがいいのでは?」「なんで『煉獄さんを超える』とか言うの? 煉獄さん推しにも宮舘ファンにも失礼」と、不快感をあらわに。この時点では、Snow Manの出演シーンと『鬼滅の刃』の関係がわからないだけに、ファンは突然のタグに困惑していた。
「騒ぎになったことで、結果的に『#宮舘を煉獄さんを超える男にしよう』のタグはTwitterのトレンド入りを果たしました。しかし、『金スマ』のTwitterを見ていない『鬼滅の刃』ファンの中には、このタグがSnow Manファン発信だと思ってしまったようで、『Snow Manが嫌いになりそう。「鬼滅の刃」や煉獄さんをバカにしてる』『宮舘さんってどなた? アニメキャラを並べて『超えよう』なんて言うのは間違ってる』と、批判の矛先が向いてしまったんです。こうしたツイートを受け、Snow Manファンは『このタグは本人の発言やファンが作ったのではなく、「金スマ」の公式Twitterが発信したもの』だと、釈明に奔走していました」(ジャニーズに詳しい記者)
そして、『金スマ』公式アカウントは後に問題のツイートを削除。謝罪や説明もないままで投稿のみを消去した対応には、Snow Manファンや番組司会の中居ファンを含め、「タチ悪すぎて、『金スマ』が純粋に楽しめない」「無言でツイ消しはひどい。中居くんとジャニーズの後輩の共演を楽しみにしてたのに……」Snow Manの評判を下げるようなことをしたんだから、ちゃんと後始末してください」と、失望の声が出てしまった。「中居くんの顔にも泥を塗ってるから、放送時間までに謝罪ツイートして」との意見も上がっていたが、放送後の20日深夜2時時点でもいまだ対応は見られていない。
なお、『鬼滅の刃』ファンは「お互いに被害者だから、手を取り合うべき」と呼びかけ、最終的に「#宮舘さんも煉獄さんも最高の男」という前向きなハッシュタグも誕生。原因は番組Twitter側にあると判明し、『鬼滅の刃』ファンも納得したことが、せめてもの救いだろう。
「『金スマ』といえば、2001年10月に『中居正広の金曜日のスマたちへ』のタイトルでスタートし、16年2月に現在の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に改題。19年続くご長寿番組ですが、Twitterを開設したのは今年7月と、SNSに進出したのは最近なんです。11月6日のオンエアーに俳優・神木隆之介が登場した時は、『劇場版「#鬼滅の刃」が邦画歴代興行収入でもう6位になったんだって!』『でも鬼滅よりも興行収入の高い作品に4つも出演してる凄い俳優が今週 #金スマ にでるらしいぞ!』(4日のツイート)と、宣伝したことも。『鬼滅』の名前を使ってなにかとアピールしがちのようですが、その戦略がうまくいってるとは思えません」(同)
いずれにせよSnow Man&中居ファンの中には、モヤモヤした気持ちのまま番組を視聴した人も少なくなかったのだろう。今後はSNSをうまく利用し、視聴者を惹きつけていってほしいものだ。