キム・カーダシアン、ケイティ・ペリー、アデル……「文化の盗用」でバッシングされたセレブ9人
アルコールと薬物の依存症であることを告白、見事克服したこともあり“好感度が高い”ハリウッドの人気俳優・ザックは、18年7月、インスタグラムに投稿した写真が炎上した。肩の上まで伸びた髪をドレッドヘアにしている白黒写真なのだが、「黒人の伝統的な髪形であるドレッドヘアを盗用した」とネット上で叩かれたのだ。
ボブ・マーリーなどレゲエのイメージが強いドレッドヘアは、1930年代にジャマイカの労働階級と農民が中心になって起こしたラスタファリ運動の実践者の特徴だといわれており、以前から、「アメリカの金持ちセレブがファッション感覚でするものではない」と批判の的になってきた。
ザックは、この写真に「おもしろ半分で」というキャプションをつけており、「おもしろ半分で文化を盗用しないでほしい」とバッシングを受けてしまった。
ケイティ・ペリー「芸者」
プライベートでオーランド・ブルームとサンリオピューロランドに行ったり、30歳の誕生日に指にハローキティのタトゥーを入れたり、お忍びで新宿二丁目のパフォーマンスを見に行くなど、親日家として知られるケイティ。日本大好きが高じて、2013年の『アメリカン・ミュージック・アワード』で胸元だけチャイナドレスのような着物と足袋に、日本髪を結ったカツラをつけて登場。顔は白塗りで赤い口紅を引いており、ダンサーもみな似たような姿で、和傘をくるくる回したり、両手を合わせてお辞儀をしたりと、日本のカルチャーをふんだんに取り入れたステージを披露した。
ステージの小道具にも鳥居をモチーフにしたものや、障子、大太鼓などがあり、芸者のパフォーマンスだと話題になったが、「これはひどい文化の盗用」「他人の文化を尊重するのなら、きちんと再現するべきなのに。何もかも中途半端」「日本だけでなくアジア人への侮辱」だとバッシングを受けた。
ケイティは14年リリースの「This is How We Do」のMVで、髪の毛をコーンロウにし、「黒人の編み込みヘアスタイルを盗用した」と叩かれている。