木村拓哉、「続編嫌い」と公言していたのに!? 『マスカレード・ナイト』『BG』『教場』出演は「守りに入ってる」?
11月18日、木村拓哉の主演映画『マスカレード・ホテル』(2019年)の続編『マスカレード・ナイト』(21年9月17日公開)の製作が発表された。かつては”続編嫌い”で知られた木村とあって、その変化に周囲も驚かされているという。
今作は、作家・東野圭吾氏の同名ミステリー小説(集英社)が原作。木村はホテルマンに扮して潜入捜査をする警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介という役どころで、新田の相棒となる優秀なホテルマン・山岸尚美を、前作から引き続き長澤まさみが演じる。続編では「ホテル・コルテシア東京」の大みそかのカウントダウンパーティーに殺人犯が現れるという密告を受け、再び新田が潜入捜査へ。コンシェルジュとなった山岸の手を借りながら、パーティーの参加者500人を容疑者として奔走するストーリーだという。
「木村は製作の情報解禁にあたって、『同じ舞台といえども、また違う内容で新たに作品を構築していく楽しみがありますし、同時にプレッシャーでもあります』などとコメントを発表しました。木村といえば、以前は”続編嫌い”を公言し、基本的には続編のオファーは受けないというルールを敷いていた。今回のコメントも『同じ舞台といえども』や『プレッシャー』という言葉に葛藤が見え隠れするものの、最近では続編に対して前向きな姿勢になっているようです」(芸能ライター)
続編嫌いの木村に変化が見られたのは14年。主演連続ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の続編を引き受け、これまでのルールを破ったことに、ファンやマスコミは大いに驚かされた。
「当時、木村はラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)で、過去の”続編嫌い”発言を認めたうえ、『HERO』続編を引き受けるまでの葛藤を告白していました。『続編をすごく楽しみだな~と思ってくれてる人がいる』『たくさんのスタッフが関わってくれて、新たに現場に足を運んでくれるキャストもいる』と周囲の思いを慮った結果、その思いを無視して自分が続編を断ることは『くだらない』という結論に達したのだと率直に語ったんです。そして今年に入って木村は、『HERO』以来となる続編モノに次々と出演を決定。6月から放送された連続ドラマ『BG~身辺警護人~』の第2シーズン(テレビ朝日系)、21年1月放送予定のスペシャルドラマ『教場II』(フジテレビ系)、さらに今回の映画と続編ラッシュで、あまりの方針転換ぶりに周囲は驚かされています。SMAP解散、ジャニー喜多川前社長の死去、そしてジャニーズからのタレント流出が止まらない現状を肌身で感じ、木村も守りの態勢に入っているのでしょうか」(同)
とはいえ、現在、精力的に俳優活動に勤しんでいる木村だけに、続編ではなく完全新作の知らせも、近いうちに舞い込むかもしれない。