眞子さまは国民の信頼をなくし、秋篠宮ご夫妻は「子育て失敗」とまで……それでも“何もしない”小室圭さんと佳代さんに思うこと
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の有名人>
「ご苦労さまでございます」小室佳代さん
(ウェブサイト「女性自身」10月29日、光文社)
宮内庁が11月13日に発表した、眞子内親王殿下の「お気持ち」文書。
小室圭氏との結婚について、「様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております」と民意を慮りつつも、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」と、結婚したいお気持ちに変化がないことを表明された。
だめだ、こりゃ。肩をがっくり落としたのは、私だけではあるまい。
眞子さまは「さまざまな理由から」結婚を反対されていると思われているようだ。確かに日本の皇室は長い歴史を誇り、世界的にも敬愛される対象で、ゆえによくも悪くも皇族方の結婚相手にあれこれ口を挟む人は後を絶たないだろう。
しかし、今回の問題は、それともまた違う種類のものではないか。私の感覚で言わせてもらうならば、問題点は以下の2つだと思う。
1.小室氏の仕事が定まっておらず、収入が確保されていない
2.小室氏の母親が金銭トラブルを抱えており、それがいまだに解決されない
つまり、この問題の争点は、常にカネといえるのではないだろうか。
日本国憲法第24条は「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し」と定めているので、眞子さまと小室氏が「結婚したい」と言えば、他人は口を挟むことはできない。しかし、職が定まっていない小室氏と眞子さまは、どうやって暮らしていくのか。小室氏は現在ニューヨークに留学中だが、2018年7月19・26日号の「女性セブン」(小学館)によると、留学費用はかつて在籍していた弁護士事務所からの援助と奨学金で賄っているという。
もしこれが庶民の世界なら、年長者が、結婚したいという若者に対し、「仕事をしてお金貯めてからね」と諭して終わりだろう。しかし、眞子さまの場合、幸か不幸か“結婚一時金”がある。一時金の元資は税金であるから、納税者の国民が、「健康でありながら働こうとしない若者のためになぜ血税を使うのか」と反感を抱いても、仕方のない部分はあるだろう。