田中圭主演『先生を消す方程式。』視聴率2%台の爆死! ヒットする要素だらけなのに……起死回生なるか?
田中圭が主演するテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『先生を消す方程式。』の視聴率が、早くも低迷している。10月31日放送の初回が3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、翌週の第2話はさらに2.9%までダウンした。
今作と同じ土曜ナイトドラマ枠の『おっさんずラブ』(2018年4月期)で一躍人気俳優となった田中を再び主演に迎え、同局深夜枠の話題作『奪い愛、冬』(17年)、『M 愛すべき人がいて』(20年)を手掛けたヒットメーカー・鈴木おさむ氏が脚本を担当する『先生を消す方程式。』。
その内容は、進学校を舞台にした「教師VS生徒」の謎めいた学園サスペンスで、昨今の“鉄板ジャンル”といわれる“考察系”ドラマを狙った作りとなっている。また、事前に「フライングドラマ」も制作され、ABEMAで独占配信されるなど、テレ朝肝いりのドラマであることは間違いないが、現時点では期待されたほどの結果は出せていないようだ。
「今のところ、過去の同枠の水準から見ても、それを下回る数字です。田中主演の『おっさんずラブ』は初回こそ2.9%でしたが、その後どんどんファンを増やし、最終話では5.7%までアップ。また、鈴木脚本の『M 愛すべき人がいて』は初回から5.6%を記録し、平均は4.6%でした。今回の『先生を消す方程式。』は、田中と鈴木でタッグを組ませ、話題になる要素をてんこ盛りにした割りに、寂しい数字といえるのではないでしょうか」(芸能ライター)
第2話終了時点で、ネット上では生徒役のつたない演技への苦言や、昨年のヒット作『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)との類似性を指摘する声が目立つが、ここからの起死回生は可能だろうか。
「昨年2クールで勝負してヒットした田中主演の考察系ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は、序盤では同時間帯の低水準とされる6%台を連発していたものの、ネット上での考察が徐々に盛り上がっていき、最終回では19.4%という高視聴率を叩き出しました。こういったケースもあるので、まだまだ希望は残されている……と、テレビ朝日側は思いたいのではないでしょうか」(同)
“ヒットする要素”をなりふり構わず詰め込んだ『先生を消す方程式。』だけに、低迷したまま終わるのは避けたいところ。今後の展開に期待したい。