映画『とんかつDJアゲ太郎』、マカオ国際映画祭出品は「恥の上塗り」!? 公開2週目で“トップ10圏外”の爆死ぶり
俳優・北村匠海が主演を務める映画『とんかつDJアゲ太郎』(10月30日公開)が、12月3日から8日まで開催される「第5回マカオ国際映画祭」のスペシャルプレゼンテーション部門に正式出品され、海外プレミア上映されることが明らかになった。ネット上には、北村ファンを中心に祝福のメッセージが飛び交っているが、一部からは「恥の上塗り」との指摘も寄せられている。
「原案・イーピャオ氏、作画・小山ゆうじろう氏による同名ギャグ漫画(集英社)を実写化したこの映画は、渋谷の老舗とんかつ屋の3代目・勝又揚太郎(北村)が、クラブのフロアを盛り上げるDJたちに刺激され、豚肉もフロアもアゲられる“とんかつDJ”になることを決意する……というコメディ作品。当初は6月に封切りされる予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、10月末まで公開が延期されていました」(芸能ライター)
同作には、北村のほか女優・山本舞香や俳優・伊藤健太郎、加藤諒、伊勢谷友介らが出演。しかし、9月には伊勢谷が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕、先月29日には伊藤が道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕され、出演者から2名もの逮捕者が出ることとなり、世間に衝撃を与えた。
「特に伊藤は、『とんかつDJアゲ太郎』公開の前日に逮捕報道が出たこともあって、ネット上では『ちゃんと公開されるのか』『また延期になるのでは』などと騒がれたものの、なんとか公開には至りました。出演者が立て続けに逮捕され、思わぬ形で注目を集めてしまった同作ですが、全国週末興行ランキング(興行通信社調べ)では初登場6位と微妙なスタートを切り、2週目にはトップ10圏外となる“爆死”ぶりを見せています」(同)
ネット上に書き込まれたレビューには、「原作が面白い分、映画は物足りなく感じた」「映画オリジナルの要素が、原作ファンを裏切っている」「本来、何も考えずに見るにはちょうど良い作品っぽいけど、伊勢谷や伊藤が出てくるとスキャンダルがよぎって複雑な気持ちになった」という意見も。
「そんな中、『マカオ国際映画祭』に出品されることがわかり、一部ネット上では『国内ですらスベってるのに、海外の映画祭で上映するなんて、恥の上塗りじゃん』『この映画祭自体、一般にはそこまで認知されていない気がするけど、ニュースで“海外の映画祭に出品!”とか“プレミア上映!”みたいに扱ってもらって、箔付けしたい感じ?』と、冷ややかな反応もみられます」(同)
とはいえ、ファンからは「北村くんは何も悪くないし、映画祭を機に注目度がアップしますように」「ネガティブな話題が続いた『とんかつDJアゲ太郎』にとって、映画祭出品は純粋におめでたいニュース」との声も出ている。映画祭で海外ファンを取り込めれば、北村も少しは報われるだろうか。