高橋みなみ、『バイキングMORE』レギュラー出演も「ホラン千秋や『ワイドナショー』指原にはなれない」とテレビマン
元AKB48高橋みなみのライフスタイルがこの秋、激変した。9月末、これまで4年間担当していた冠ラジオ番組『高橋みなみの“これから、何する?”』(TOKYO FM)が終了。これは月曜から木曜まで、午後1時からの2時間番組だった。
「おそらく、所属先のプロダクション尾木はラジオの終了を事前に聞いて、各方面に営業をかけていたはず。ラジオとはいえ、月〜木曜日の冠番組ということもあり、収入面でかなりの部分を占めていたはずなので、その穴を埋めるべく奔走したのは想像に難くありません」(業界関係者)
番組終了と入れ替わるように新規で出演が決まったのが『バイキングMORE』(フジテレビ系)だ。10月からスタジオゲストとして隔週水曜日に出演しているが、その評判はどうなのだろうか?
「高橋は“打てば響く”といいますか、振られたコメントは一応返します。同じタイミングで新規加入した歌手のhitomiは、振られても口ごもったり、結局何を言わんとしているのかわからないことが多いのですが、その点、高橋は慣れている部分もあるのでは。ただ、いかんせんまだ知識が乏しいのは否めません」(同)
11月4日放送の『バイキングMORE』では、アメリカ大統領選の途中経過が報じられた。その時点では、ドナルド・トランプ大統領が優勢と伝えられたことを受け、高橋は「ここまで、ずっとトランプさんがやってきたことって、結構ひどいこと多かったじゃないですか」と主張。続けて、「コロナ対策もそうですし、軽視している発言もありましたし、貶めるような発言が多かったのに、開いてみたらあれ? っていう感じなので。本当に長期的に考えるとアメリカどうなっちゃうのかな?」と発言していた。
「高橋のトランプ叩きのコメントは、一部ネットユーザーから反発を受ける結果となりました。『トランプがしてきたひどいことってなに? 具体的に教えてほしい』『しっかり知識があるのかと思ったのに、この発言にはがっかり』などの声が上がることに。とはいえ、『バイキングMORE』自体がトランプ批判に偏向していたため、ネット上の不満が叩きやすい高橋に集中した感もあります。また、9月末まで水曜レギュラーにいたのがホラン千秋だったこともあり、知識量やコメント力の落差が悪目立ちしているのかもしれません」(放送作家)
2014年の番組開始当初から出ていたホラン千秋は、9月末で卒業。それと入れ替わる形で高橋が参加した形だ。ホランといえば、夕方のニュース番組『Nスタ』(TBS系)でキャスターを務めていることから、『バイキングMORE』内でもコメントの的確さが支持を集めていた。
「ホランは圧倒的な知識と考察力を持ち合わせている。ホランがいた頃は、同じ水曜出演のおぎやはぎが冗談半分のコメントをした後、彼女がうまくまとることでバランスが取れていました。しかし、高橋に関しては、おぎやはぎもどう彼女とバランスを取ればいいのか、攻めあぐねている感がある。今後、隔週が毎週になるのかわかりませんが、『ワイドナショー』(フジテレビ系)の常連である同じAKBグループ出身の指原莉乃のようなポシションにいけるかどうか……」(同)
だが、情報番組のレギュラー出演者があらゆる知識を持ち合わせていなければいけないかというと、必ずしもそうではない。
「知識がなくても藤田ニコルや“みちょぱ”こと池田美優は、身の丈に合うコメントや、うまい切り返し方ができる。高橋はまだ肩の力が抜けていないのでは」(同)
11月1日の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した高橋は、『高橋みなみの“これから、何する?”』終了に触れながら、「ライフスタイルがこれからめちゃくちゃ変わるんです」と切り出し、「時間ができたときの使い方がわからない」「いろいろ試してみたいことを形にしてみる時期なのかな」と話していた。知識量とコメント力は今後に期待かもしれない。
(村上春虎)