田中圭主演『先生を消す方程式。』、『3年A組』の既視感否めず? 視聴者からは「生徒の演技が壊滅的」「BL要素いらない」と辛らつな声
10月31日、田中圭が主演を務めるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『先生を消す方程式。』がスタートした。しかし、ネット上では早くも「生徒の演技が壊滅的」「中途半端にBL要素入れてくるな」と厳しい指摘が相次いでいる。
「このドラマは、同枠で『奪い愛、冬』(2017年1月期)『M 愛すべき人がいて』(20年4月期)の脚本を手掛けた鈴木おさむによるオリジナルストーリーです。舞台となるのは、東大進学率が高い進学校・帝千学園。成績優秀者を集めた3年D組の生徒から嫌がらせを受け、教師が次々に退職していく中、新たに赴任してきた義澤経男(田中)は、生徒に何をされても笑顔で対応し、その不気味な姿が逆に彼らを追い詰めていくことに。義澤を鬱陶しく思った生徒たちは“義澤を殺す計画=先生を消す方程式”を立て、教師VS生徒のバトルを繰り広げていく学園サスペンスとなっています」(芸能ライター)
教師と生徒が対立する“学園ドラマ”ということで、ネット上では放送前から菅田将暉が主演を務めた昨年のヒット作『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)に似ていると指摘されていたが、初回を見た視聴者からは「悪役の立場が逆転した『3年A組』みたい」「既視感が否めない」といった声のほか、「生徒が高校生に見えない!」「演技力やばくない?」と辛らつな声が相次いでいる。
「第1話では、大手ゼネコン会社社長の父親と政治家の叔父を持ち、学校に多額の寄付をしていることを盾にクラスメイトや先生にやりたい放題している剣力(高橋侃)にフィーチャーしたストーリーが展開されました。剣力演じる高橋は、昨年9月までヘアサロン『シマ(SHIMA)』に務めていた元人気美容師。その傍ら、モデルとしても活動しており、『ミラノコレクション』に出演したという異色の経歴を持つ新人俳優です。今作で演技に初挑戦しているにもかかわらず、主要キャストの一人に抜てきされており、ネット上では『メインの生徒役は、せめて演技できる奴にしてくれよ』『演技がドヘタで集中できない』と厳しい声が続出。また、役作りと思われる“金髪に黒眉毛”というビジュアルにも『違和感しかない』『ダサすぎる』『似合ってなくて、まったく内容が入ってこない』と苦笑されています」(同)
さらに、義澤が副担任の頼田朝日(山田裕貴)に顔を近づけたり、ラーメンのスープをもらうため義澤のレンゲを使った頼田にわざわざ「間接キス」と言うなど、ストーリーとは関係のない場面でボーイズラブ(BL)要素が盛り込まれていたことに、ネット上では「中途半端にBL入れてくるな!」「BLとかいらないんだけど」と苦情が寄せられている。
「田中といえば、今作と同じ土曜ナイトドラマ枠で放送されていた『おっさんずラブ』シリーズがきっかけで大ブレークを果たしました。同作は男性同士の恋愛が描かれていたため、以降、田中と俳優が絡むと、ネット上で『BLに見えてくる』という声が見受けられるようになったことは確かです。ただ、今回は露骨にBLを意識したと思われるシーンが多かったため『BL匂わせが鬱陶しい』『安易にBLを絡めるな』と批判が続出してしまいました」(同)
なお『3年A組』には、ドラマ放送後に出演作が急増した神尾楓珠や森七菜、堀田真由ら注目株が登場していたが、今作からブレークを果たす若手俳優はいるだろうか。物語はもちろん、出演者たちの今後の展開にも期待したいところだ。