1万円台から買える「極上の炊飯器」ベスト5! 米飯管理技能士&家電のプロが実食でセレクト【日立・タイガー・リデ ポット・アイリスオーヤマ】
情報も種類もたくさんありすぎて、どれを選んだらいいか混乱してしまう家電。いったい何を基準にどれを買えばいいの!? とにかく面倒くさがりな編集者・くさ子とドケチなライター・ケチ美が、米飯管理技能士で家電+ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんに、いま話題の製品や間違いのない製品を聞きました。
第11回は、いつものお米が最高のごちそうになる、食欲の秋にぴったりの極上の「炊飯器」をご紹介します。ダイエッターにおすすめの炊飯器もありますよ!
お好みはどちら? 東西メーカーで味の傾向に違いあり!
ライター・ケチ美(以下、ケチ美) 新米の季節に炊飯器の新モデルが続々と登場するって知りませんでした。毎日使うものだからいいものを買えばQOLがグンと上がるんでしょうけど、炊飯器って高級なのはとことん高級ですよね。そこまで味が違うのかなあ。
編集者・くさ子(以下、くさ子) そうそう、食べ比べができないのでよくわからない。結局、可もなく不可もない、そこそこの製品を選ぶしかない。掃除機などと違って効果がどれほどか、わからないですよね〜。
神原サリー(以下、神原) 端的に言うと、炊飯器の良し悪しは、内釜の厚みや材質によるものなので、価格に比例します。
ケチ美 やっぱりそうですか……。
神原 あとは、メーカーとの相性ですね。西のメーカーのタイガー、象印、パナソニックは、ごはんが柔らかく炊き上がる傾向にあります。東のメーカー、日立、東芝、三菱はシャッキリ系といえるでしょう。地域によって「おいしいごはん」の感覚が違うので、迷ったら出身地とメーカーを合わせるとか、実家でどのメーカーの炊飯器を使っているかを見てみると、好みに合う確率が高いと思いますよ。
くさ子 メーカーの所在地は意識したことありませんでした! ところで炊飯器の種類で、「マイコン」と「IH」ってよく聞くんですけど、どう違うんですか? どれを選べばいいでしょうか?
神原 「マイコン」は内釜の下からヒーターの熱を当てて加熱するタイプです。「IH」は磁力線を使って内釜そのものを発熱します。マイコンよりも強い火力で全方位から加熱するので、ふっくら感がアップ。さらに「圧力IH」となると圧力をかけながら、より高火力で一気に炊き上げるので、短時間でも甘みを引き出しモチモチ感が出る。機能が加わるごとに価格が上がります。今は「IH」もしくは「圧力IH」の製品が多いですね。
くさ子 なるほど〜、そういうことなんですね。