有村架純主演『姉ちゃんの恋人』、初回9.2%記録も「コロナを絡めた描写」に違和感? “マスクなし”飲み会に批判の声
有村架純が主演を務める連続ドラマ『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系、以下『姉恋』)の初回が10月27日に放送された。平均視聴率は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、苦戦が続く火曜午後9時枠の中ではまずまずのスタートとなったが、ネット上では「ノリが寒い」「ストーリーに違和感ある」と微妙な反応が寄せられている。
「有村が演じるのは、高校3年のときに両親を亡くして以来、ホームセンターで働きながら女手ひとつで弟3人を養う肝っ玉姉ちゃん・安達桃子。27歳、彼氏ナシの桃子が、配送部で働く吉岡真人(林遣都)とクリスマスプロジェクトを担当することになり、次第に惹かれあっていくというラブ&ホームコメディです」(芸能ライター)
第1話では、職場の同僚と久しぶりに居酒屋に飲みに行った桃子が、家で待っている長男の和輝(King&Prince・高橋海人)、次男の優輝(日向夏)、三男の朝輝(南出凌高)に電話をかけて同僚たちに挨拶させたり、4姉弟揃って食卓を囲むなど、仲睦まじい安達家の日常が描かれた。その後、桃子はクリスマスプロジェクトのミーティングの場で吉岡と出会い、後日、朝輝のサッカーの試合観戦中に主審にいちゃもんをつけ、退場させらる姿を、偶然通りがかった吉岡に目撃されてしまう――という展開になっていたが……。
「第1話は冒頭、職場のチーフ・市原日南子(小池栄子)が桃子たちを飲み会に誘う場面からスタートしたのですが、男性社員の臼井一(スミマサノリ)に対し、市原が『あれ? 臼井さんは帰っちゃった~?』『臼井さんついてきてる~?』とイジる場面が何度も登場したため、ネット上では『ノリが寒い』という声のほか、『臼井さん、影ウスイさんってこと?』『名前とかけたギャグ? 全然面白くない』『いじめと一緒じゃない?』『見てて不快だった』と批判の声が続出。近年は演技派女優とも言われる小池ですが、『演出のせいか、小池栄子の演技がヘタに見える』といった指摘や、ほかの出演者たちの演技についても『ノリが90年代って感じで古い』『全員うさん臭い』と辛辣な意見が飛び交い、ナレーションも担当していた長男・和輝役の高橋に至っては、『声が聞き取りにくい』『滑舌が悪い』と厳しい声も。開始15分頃には『離脱する』という声もちらほら見受けられました」(同)
また、飲み会の場面では、桃子の回想シーンでマスクを取り合う様子や、「密」という言葉が登場するなど、コロナ禍を連想させる場面がいくつか登場していたが、現実のシーンでは居酒屋で飲み会を開いたり、誰もマスクをしていない姿に違和感を抱いた人も多かったようだ。
「現実社会ではまだマスクが欠かせませんし、大人数の飲み会を控える人が多い状況です。そのためネット上では、『中途半端にコロナ禍の世界を描くなら最初からやるな』『どういう時間軸なの?』『コロナを絡めた描写が不明』と、脚本に対する批判も噴出しています。今回の脚本は、有村がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の岡田惠和氏が担当し、有村とのタッグは今回で6作目なのですが、『肝っ玉姉ちゃんって感じがまったくしない!』『口が悪い役とか全然似合わないな』と、有村の“ミスキャスト”を指摘する声も上がっていました」(同)
「『ひよっこ』を見てるみたい」と訴える声も多い『姉恋』だが、その既視感を払拭することはできるのか、これからの展開に期待したい。