ジャニーズの天敵「週刊女性」出版社が、ジャニーズWESTカレンダー発売へ! スキャンダル封じの秘策か?
毎年3月に発売されるジャニーズ事務所所属グループの「スクールカレンダー」。その2021年度版にある異変が生じたと、マスコミ関係者が騒然となっている。ジャニーズカレンダーは、事務所と懇意な関係にである出版社にしかその出版権が与えられないが、21年度版では、長年“ジャニーズの天敵”とされてきた出版社が、約20年の時を経て、再びその権利を手にしたという。
2000年代以降、一貫して「アンチジャニーズ媒体」と言われ、ジャニーズ関連のイベントなどの現場は全て“出禁”だという「週刊女性」。その版元である主婦と生活社発行の他雑誌にも、ジャニーズタレントが登場することはなかった。
「『週女』とジャニーズは、90年代までは蜜月関係で、かつては主婦と生活社からSMAPのカレンダーが発行されたこともありました。しかし、原因については諸説あるものの、何らかの理由で同社はジャニーズと仲たがいしてしまい、それ以降『週女』は“アンチジャニーズ媒体”へと変貌。ジャニーズタレントのスキャンダルを数多く掲載してきました」(出版関係者)
しかし、そんな主婦と生活社が、21年度版のジャニーズカレンダーを出版することになったという。
「担当グループはジャニーズWESTで、来年以降も、主婦と生活社はジャニーズカレンダーの“レギュラー”になることが予想されています。実は昨年から、『週女』の現場出禁が解除されていて、これは藤島ジュリー景子氏の社長就任など、ジャニーズ上層部の世代交代が要因になったといわれている。カレンダー利権を得た以上、今後は『週女』の誌面に大きな変化が現れると予想されています」(同)
出禁解除後も、ジャニーズにとっては“書かれたくない”であろう記事を連発してきた「週女」だが、今後はカレンダー利権を守るために、記事の論調がトーンダウンする可能性もありそうだ。
「実際に、『フライデー』の版元・講談社、『フラッシュ』の版元・光文社など、ジャニーズのネガティブな記事を報じる刊誌を発行しながら、カレンダー出版権を持つ出版社もあります。同誌でスキャンダル記事を出そうとすると、ジャニーズサイドから『来年度のカレンダー出版への影響』をほのめかされ、記事内容に注文が入るんです。『タレントのイメージが損なわれないように、言い回しを修正してほしい』といったものから、場合によっては記事自体を潰されることもあります」(カレンダー利権を持つ出版関係者)
ちなみに21年度版のカレンダーは、“一般週刊誌の版元ではない”レギュラー出版社が、一部降板しているのだとか。
「反対に、週刊誌を発行する大手出版社に関しては、『週刊文春』(文藝春秋)以外、ほぼ全社がカレンダーを出版することに。ジャニーズが、タレントのスキャンダルを封じるため、先手を打ったのだとささやかれています」(同)
いまやジャニーズにとって、最大の“天敵”である「文春」も、いずれはこのカレンダー利権によって、懐柔させられてしまうこともあるのだろうか。