嵐・二宮和也、映画『浅田家!』コロナ禍の公開に思い語る――「誰かの助けになってると願って」
嵐・二宮和也がパーソナリティを務めるラジオ番組『bay storm』(bayfm)が10月18日に放送された。
この日の「裏嵐」のコーナーでは、二宮の主演映画『浅田家!』についての話題に。きっかけとなったのは、リスナーから送られた「コロナ禍だからこそたくさんの人に愛される作品になることを願っています」というメール。二宮は、「会見でも言ったんですけど、10月2日に公開するって……公開できるっていうのはやっぱり感謝しなければなりませんな」と若干照れながら、関係者への感謝の気持ちを口にした。
コロナ禍により、多くの映画が公開延期となったが、『浅田家!』は延期せずに予定通り公開。結果、公開が始まった週の週末動員では初登場1位を獲得、さらに『第36回ワルシャワ国際映画祭』の最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)を受賞したことが19日に発表されている。
二宮は、現在の日本の映画業界について「この状況になって、やっぱり公開を待ってる組もいるし、公開がいつになるかわからないけど、いまなおこの映画業界がなくならないために頑張って撮ってる組も存在している」と業界の不安感について触れ、「そんな中でさ、我々はこうやって何年も前からやっていて、『(公開が)10月2日になります』って言って、本当にその2日に公開できるの、本当に感謝しなければならないですよ、こればっかりは」と、ありがたさを感じているようだ。
また、「今回のこのこと(コロナ禍)でいえばさ、日本だけじゃないわけですよ。世界中がそうで、世界中にやっぱり公開する予定だったものができなくなっちゃったりとか、延期になっちゃったとか、そういうのが世界で起きてる」と話し、それでも映画を上映し続ける意味があるとすれば、「どっかの誰かの助けになってると願ってやっていくしかないから」と語り、あらためて「本当に公開できてよかったなと思いますね、こればっかりは」と感謝したのだった。
この日の放送にリスナーからは、「にのちゃんらしい感謝の言葉、ストレートに心に届いた」「浅田家!の話だけで無く映画界全体を思う言葉も聞けてよかった」「映画館が動いてることに、あらためて感謝せねば」という声が集まっていた。