『あざとくて何が悪いの?』7.2%『ノブナカなんなん?』6.8%……テレ朝の肝いりバラエティ、初回視聴率は苦戦
10月10日から、テレビ朝日の午後10時台で新番組『あざとくて何が悪いの?』と『ノブナカなんなん?』がスタートした。
『あざとくて何が悪いの?』は、田中みな実とテレ朝の弘中綾香アナウンサー、南海キャンディーズ・山里亮太が、再現VTRを見ながら“あざとい女性”について語り合うバラエティ。一方の『ノブナカなんなん?』は、千鳥のノブと弘中アナが「アノ人なんなん?」と思わずツッコんでしまうような“クセの強い人”に密着するバラエティで、それぞれ30分番組となっている。
「どちらもパイロット版が好評だったことから、満を持してレギュラー化に至った番組。田中に山里、ノブという今旬のタレントが起用されているほか、両番組ともにテレ朝が猛プッシュしている弘中アナが出演していることからも、テレ朝が大きな期待をかけていることが伝わってきます。特に『あざとくて何が悪いの?』は、番組開始前から、プロデューサーのインタビュー記事がネットニュース媒体に掲載されるなど、告知にもかなり力が入っており、まさに鳴り物入りでスタートしたといえるでしょう」(芸能ライター)
しかし局側の期待に反して、初回視聴率はテレビ東京を除けば同時間帯民放最下位という結果に。『あざとくて何が悪いの?』は7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『ノブナカなんなん?』は6.8%と苦戦を強いられた。
「同日のその時間帯には、フジテレビで大ヒットマンガ『鬼滅の刃』の劇場版アニメが、日本テレビでは柴咲コウ主演で注目されている新ドラマ『35歳の少女』の初回が放送されていました。『鬼滅の刃』は平均視聴率16.7%、『35歳の少女』も11.1%と2ケタを叩き出しており、テレ朝の30分間の2番組では対抗できなかったようです。『あざとくて何が悪いの?』は、初回ゲストに人気タレントの有吉弘行を招く気合の入れようで、再現VTRにも乃木坂46の人気メンバー・山下美月を”あざと美女”役にキャスティングしていたのですが、空振りに終わりました。弘中アナが2番組に続けて出ているというのも、視聴者からすると代わり映えがなくつまらないのかもしれません」(同)
局の肝いりで始まった2番組だが、初回の視聴率は思ったように伸びず、テレ朝もさぞがっかりしているのでは……。今後の視聴率動向に注目したい。