玉木宏『極主夫道』、初回視聴率11.8%記録も賛否両論! 「声出して笑った」「原作とは別物」
10月11日に放送が始まった、玉木宏主演の連続ドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)。おおのこうすけ氏の同名マンガ(新潮社)を原作とするコメディードラマで、初回の世帯視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録しているが、ネット上では賛否両論となっている。
「この作品は、結婚を機に“専業主夫”となった元ヤクザ・龍(玉木)の生活を描くコメディー。第1話では、デザイナーの美久(川口春奈)と結婚し、極道から足を洗った龍が平穏な暮らしを送る中、以前所属していた組織・天雀会の構成員で、龍の舎弟だった雅(志尊淳)が彼を呼び戻そうとするところから話が展開していきました。コメディーらしい軽快なテンポだけでなく、スーツにサングラスというヤクザ時代の格好のままエプロンを身に着ける、龍のシュールな姿も視聴者にウケていたようです」(芸能ライター)
ネット上では「面白すぎて声出して笑っちゃった」「日曜の夜に見るのに、ちょうどいいドラマ」といった声が見られたものの、「期待してたけど、玉木宏と役が合ってない」「“コレジャナイ感”がすごい……。原作とは別物として見るべきかも」など、複雑な思いで視聴していた人も少なくなかったよう。
「ドラマの放送前、原作には存在しないオリジナルキャラクターとして、龍と美久の娘・向日葵(白鳥玉季)が登場すると発表があり、原作ファンから『“新米主夫”だから面白かったのに……』『子どもがいるのにヤクザの格好のままでいる龍、ヤバイでしょ?』など、ツッコミが続出。さらに、同作のプロデューサー・中山喬詞氏が『“こんな家族っていいな”と感じていだけるようなドラマにしたい』などと、“子持ち設定”にした理由を明かしたところ、ネット上で『夫婦2人では家族じゃないってこと?』『原作の設定を壊してまで、ステレオタイプな家族にする必要ある?』と批判が集中し、炎上状態になっていたんです」(同)
とはいえ、視聴率だけ見れば「好調」と言えなくもないが……。
「『極主夫道』と同じ枠で放送されていた夏期のドラマ『親バカ青春白書』も、初回こそ10.3%を記録したものの、その後は視聴率が下落。人気女優の新垣結衣が1年8カ月ぶりに連ドラに出演するということで、放送前から話題を集めたからか、2ケタスタートを切りましたが、全7話の平均視聴率は8.8%という微妙な結果で終わっています。『極主夫道』も原作との設定の違いやプロデューサーの炎上によって放送前から注目されたことを考えると、第2話以降、視聴率が落ちる可能性もあるでしょう」(同)
『極主夫道』は『親バカ青春白書』の二の舞になってしまうのか……次回以降が正念場となりそうだ。