BUCK-TICK・櫻井敦司と作家・遠野遥は“実の親子”だった! 芥川賞受賞後の公表に称賛、「親の七光り」批判も皆無
10月7日発売の文芸誌「文藝」(河出書房新社)で、ロックバンド「BUCK-TICK」のボーカル・櫻井敦司と芥川賞作家・遠野遥が親子であることが明かされ、ネットで話題になっている。
櫻井は1987年にBUCK-TICKのボーカルとしてデビュー。同時期に結成したロックバンドが解散していく中、BUCK-TICKは30年以上にわたって、今なお音源リリースやライブ活動を行っている。後のヴィジュアル系シーンに多大な影響を与えた音楽性はもちろん、その端正なルックスでもファンを虜にする“音楽界のカリスマ”として知られる。
一方、息子の遠野は慶應義塾大学法学部を卒業し、2019年に『改良』で「第56回文藝賞」を受賞して小説家デビューした29歳。20年には『破局』(同)で平成生まれとしては初となる「芥川龍之介賞」を受賞した。
「何の接点も見当たらなかったはずの櫻井と遠野が親子であることが判明し、ネット上では『びっくり』『芸術方面の才能って遺伝するんだ』『実力で芥川賞を受賞してから、親子だと公表したのは素晴らしい』といった反応が寄せられています。また、BUCK-TICKファンからは『櫻井さんのお子さんが、こんなに大きくなっていたなんて』『父がBUCK-TICKの櫻井敦司なんて、うらやましい』と羨望の声も聞かれています」(芸能ライター)
遠野のように、芸能人の親を持つ二世がさまざまな分野で活躍することが増えているが、中には「親の七光り」と揶揄されるケースもある。
「櫻井と遠野は、音楽界と文学界というまったく異なるジャンルで活動していることや、親子関係を明かさないまま遠野が芥川賞に輝いたという経緯もあり、好意的な見方をする人がほとんど。『親の七光り』といった指摘は皆無です。最近では、THE YELLOW MONKEY・吉井和哉の息子である吉井添がモデルとして活動していることが明らかとなり、『パパそっくりの美形』として話題になりましたが、櫻井と遠野にも今後より注目が集まりそうです」(同)
活動のフィールドは違えども、それぞれ才能を発揮している櫻井・遠野親子。今後も親子で刺激し合いながら、素晴らしい作品を作り上げていってほしい。