麻辣、激辛ブームの次は……!? 全国161品のナンバー1決定戦「調味料選手権2020」審査会に行ってきた
審査員それぞれの机に用意されているのは全エントリー161品のうち40品。商品に番号が振られ、トレイに入った状態で提供された。今回は148番の「野菜たっぷりスパイシーソース」から始まって「親父と息子の合わせ技」(味噌)で終了。なお、審査を公正に行うため、審査員それぞれでスタートする番号は異なる。最初と最後では味覚や集中力に違いが出てしまい、公正にジャッジできなくなる可能性があるからだという。
評価の基準は、味・商品背景(生産背景)・パッケージ・価格の4ポイント。味を感じながら、生産への思いをつづった資料を読み、パッケージもチェックしていくが、思った以上に時間がかかる作業で、特に生産ストーリーには人柄が表れているため、読みながら感情が揺さぶられてしまう。伝統の食材を後世に残したいという思いや、開発中に起こった人間関係の衝突や育まれた友情、地域の人々への愛や家族愛などドラマにあふれているのだ。味だけではなく、そうしたストーリーも評価ポイントになるのが、この大会の魅力だと思う。
それにしても、時間がいくらあっても足りない。MICHIKOさんが「審査時間の目標は40分です」と言っていたのも納得。結局40品を審査するのに、1時間半かかってしまった。
実際に食べていると、「いますぐ買って帰りたい!」と衝動を覚えるモノもあり、MICHIKOさんに購入可能か聞いてみると、10月27日からECサイトがオープンするので、そこで最終選考に残った調味料を購入できるとか。また、その購入数は最終審査にも影響するという。その最終審査は、11月3日に東急プラザ銀座で開催。会場は一般にも開かれているため、実際に試食はできないものの「買ってみたい」という商品に投票、審査に参加可能となっている。
いち早く、次のブームとなる調味料と出会いたい人、新たな味覚と出会い人は、販売サイトや最終審査をチェックしてみると、食がもっと楽しくなりそうだ。