なぜ小池百合子に人は熱狂するのか!? 魅せられた女たちが語る、ベストセラー『女帝』座談会
B そうやって成り上がってきた百合子だけど、本書では「右頬の赤いアザ」がコンプレックスになっていたと何度も書かれているね。私、これはこじつけ感があるように思う。本人は、そんなにネガティブにとらえていたのかな? 著者の思い込みが強いように感じた。
C 中高生時代の写真については「眉よりも細い、小さな眼」と表現していたのに、カイロ大留学時代にルームシェアをしていた「早川さん」が後に百合子の著書の表紙を見たときは「目頭から、くっきりと線の入った大きな二重瞼、粒の揃った白い歯」「早川さんが知る小池百合子とは、あまりにも顔が違って見えた。著者紹介欄を読むと、やはり自分の知る『小池百合子』のようだった」と書かれていて、暗に整形を指摘してたよね。容姿にコンプレックスがあったようにしたいんだろうけど、私もそんなわかりやすい動機で今の百合子が作られたわけではないと思う。
B 母親が「アザがあるから良縁には恵まれない」「手に職を持って自立するように」と強く言っていたというから、自分でも「そんなにヤバいのかな」と思い始めた可能性はあるね。周辺から言われ続けると、呪縛になっちゃうからね。貧乏な庶民なのに、お嬢さん学校の甲南女子中高に入学させられたのは、気の毒だったな。百合子に同情しちゃった。
C 上流階級の生活を知らなかったら憧れることもないのに、学校で本物のお嬢様と机を並べているから野心が爆発したのかな? 本書に登場する甲南の元同級生はみんな「ラージはとにかく英語がペラペラ」「ラージは気遣いの人」と、当時の愛称・ラージで好意的なコメントをしてたのが印象的で。中高時代にすでに英語がペラペラなんて、相当勉強を頑張ったんだろうね。そんな努力家なのに、なぜカイロでは勉強しなかったんだろう?
全員 確かに(笑)!
B オジサンみたいなヒドいことを言うけど、カイロで男を知ったとか……?
C 男と遊びまくったことで、「努力するより女を使ったほうがいい」と味をしめたのかもね。甲南時代の努力を続けていれば、何年かかろうとカイロ大学をちゃんと卒業できただろうに……。