おぎやはぎ・小木博明、『バイキング』山口達也へのコメントが不愉快だったワケ……転換期迎えるワイドショーの在り方
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。
<今回の有名人>
「デリバリーのバイトでもしていたんじゃないか」おぎやはぎ・小木博明
『バイキング』(フジテレビ系)9月23日
TOKIOの元メンバー・山口達也が、酒を飲んでバイクを運転し、乗用車に追突する事故を起こし、酒気帯び運転の現行犯として逮捕された。「サンケイスポーツ」によると、山口は「一晩中、酒を飲んでいた」と供述しており、呼気検査によると、山口は500ミリリットルのビール7~8本相当のアルコールを摂取していたことがわかったという。
山口は警察官の運転する乗用車に追突したことで、酒気帯び運転がバレてしまったわけだが、『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、防犯カメラに映る呆然としているかのように見える山口に対し、司会の安藤優子が「私、一つ疑問なのは、さっき呆然としている感じが伝わってきたじゃないですか? もし、自分のやったことの重大さを自覚しているのであれば、なぜ(バイクに)乗ったのかということですよね」とコメント。いつもの「じゃないですか?」口調で山口を責めていた。
私はもちろん医師でも専門家でもないので、山口がどんな状態にあるのかについて書く資格はないが、山口の問題を推測するならば「大変なことになるとわかっていても、飲酒がやめられない」ことではないか。
飲酒運転をしてはいけないことは、子どもでも知っている。もし山口の飲酒運転が世間にバレたら、芸能界復帰は絶望的だ。フツウの人間であれば、失うもの大きさやペナルティーの重さが、犯罪行為を抑制するのに一役買うが、ある一線を越えると、それは何の意味もなくなってしまうのではないだろうか。そもそも、山口は酩酊するまで飲酒し、女子高生に強制わいせつを働いたことで芸能界を追われている。酒が原因で全てを失ったと言っても過言ではないのに、それでも飲酒がやめられない。かなり深刻な状態だと思われるので、一刻も早くいい専門医にめぐりあって、適切な治療を受けてほしいと思うばかりである。