「メーガン妃をのけ者にしている!」と激怒するファンも……王室の「ヘンリー王子誕生日お祝い」のSNS投稿が物議
先日、講演料の支払い方法から、出席者の数や素性の報告、モデレーターに至るまで細かく指定する「イベント出演条件」が流出したヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)。「放送をする場合には、どのような技術を用いるのか」まで教えろと条件を出していることが発覚し、ネット上では「メーガン妃の要求に違いない」とバッシングが巻き起こった。
そんなメーガン妃の夫、ヘンリー王子が36歳の誕生日を迎え、祖母のエリザベス女王、父のチャールズ皇太子、兄のウィリアム王子がSNSを通して祝福のメッセージを送ったのだが、誰一人としてメーガン妃が写っている画像を使わず、「のけ者にされている!」「お前なんか嫌いだ、という意味が込められているのでは?」と話題騒然となったのだ。
エリザベス女王は「バッキンガム宮殿で開催されたヤング・リーダーズ・アワード授賞式で王子が女王と笑顔で会話している」画像、チャールズ皇太子は「歯を見せて笑っている王子のどアップ」画像と「インビクタス・ゲームで談笑する皇太子と王子」の画像、ウィリアム王子は「球技場でキャサリン妃と一緒に兄弟で走る」画像に、祝いの言葉を添えてインスタグラムに投稿したのだが、これにメーガン妃のファンが敏感に反応。
「結婚しているのに、夫婦一緒の写真を使わないなんて非常識!」「メーガンを軽く扱っている!」「メーガンをのけ者にしている!」「ウィリアム王子がアップした画像には、『王室から逃げた裏切り者』という意味が込められている!」などとバッシングが続出し、炎上騒ぎへと発展した。
目に見えない階級があるとされるイギリスには、伝統を重んじる人が多くおり、ヘンリー王子と婚約した当初から「自由を謳歌してきたバツイチで年上のアメリカ人テレビ女優」であるメーガン妃の言動を、快く受け止められないという声が多く上がっていた。
結婚式の費用は、ウィリアム王子とキャサリン妃の式を1,600万ドル(約16億7000万円)以上も上回る4,080万ドル(約42億6000万円)、自宅であるウィンザー城の改装費用は290万ドル(約3億円)、スタッフやセキュリティも雇いまくり、プライベートジェットで旅行しまくっているなどと報じられると、「メーガンの希望に違いない」「メーガンは浪費家だ」と英タブロイド紙が書きまくり、叩かれるようになった。メーガン妃と実父が不仲だという報道も、「親を大事にしない」自分勝手で自己中心的な女だとバッシングされるネタとなった。昨年秋にヘンリー王子がタブロイド紙を訴えた時も、その後、王室脱退を宣言した時も「メーガンにそそのかされている」と感じる人が多かった。
今月に入り、改装費用の3億円を全額返済し、Netflixと制作契約したことで、今後、チャールズ皇太子からの援助も受け取らず、経済的にも自立したようだと伝えられたが、8月に発売された「メーガン妃を擁護しまくっている」暴露系伝記本『Finding Freedom』のこともあり、王室はメーガン妃のことを「許しはしないだろう」と世間はうわさした。
ヘンリー王子も子どもの頃からやんちゃで、2012年にはラスベガスのホテルでどんちゃん騒ぎする全裸写真が流出するなど「不良王族」だといわれていたが、そこは身内。たとえ嫌な女であるメーガン妃を選び、王室を離脱しても「かわいい孫、息子、弟」だから、こうして誕生日も祝ってもらえるのだと、メーガン妃のファンは苦々しく感じているようだ。
しかし、実は女王も皇太子もウィリアム王子も8月4日のメーガン妃の誕生日には、ヘンリー王子抜きの彼女の画像をSNSに投稿して祝福していた。なので、今回も別に彼女をのけ者にしているわけではない。ネット上では「逆ギレもいいとこ」「理不尽に王室バッシングをするなんて許せない」と、激怒しているメーガン妃のファンに対する批判の声が上がっている。
米芸能誌「People」によると、ヘンリー王子とメーガン妃は、王子の誕生日を家族で静かに過ごしたようだが、今後も相変わらず注目の的であり続けそうだ。