カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「Domani」10・11月号
「Domani」ベッキーが、“良き母・妻”として登場も……醤油と味噌の手作りをアピールする「ていねいな暮らし」キャラに拭えぬうさん臭さ
2020/09/21 17:00
最後に見ていくのも読み物ページ「『もしも私の夫が○○だったら!?』 ワー/ママたちの妄想100連発(ハート) “私の夫は、田中圭。”」です。なんでも、「仕事に育児にオーバーフロー気味。さらに隣の夫にはイラッ…」ときている読者にとって、大好きな男性有名人を夫に置き換える妄想は、毎日を生き生きと過ごすためのライフハックだといいます。
同誌読者の「夫として妄想したい相手」第1位は田中圭だそうで、インタビューに応じています。最近も泥酔報道があり、個人的には夫にしたくない部類です。田中自身も「光栄ですけど、僕が夫だと迷惑ばかりかけてしまいますよ」と自覚はある様子でした。
また同企画内では「ワー/ママ妄想劇場」と題し、読者アンケートを元にした、ありとあらゆる男性著名人を自分の夫と仮定した、何でもアリの妄想ストーリーを展開。それが8ページも続き、読み応えがあります。
取り上げられているのは佐藤健、中村倫也、大谷翔平、「かまいたち」濱家隆一、横山だいすけ、ブルーノ・マーズ、吉村洋文大阪府知事、ルパン三世、織田信長、狼(動物)、土井善晴、J.Y.Parkなど。国境も種も次元も超えています。
例えば、「小栗会」で飲み歩いているイメージの強い小栗旬を夫にした女性は、「俳優仲間を呼んでよく家で飲み会を開く彼。仲間に『かわいい嫁でしょ?』とのろけてくれたら最高!」との妄想ストーリーを展開。つまみの用意、酔っ払いの介護、ご近所への騒音の心配、うるさくて眠れない我が子、元妻・山田優との比較……といった現実のアレコレを排除した妄想なら、小栗が夫でも楽しいかもしれません。
以上、ほぼファッションのページの記憶が残らない今号でした。
最終更新:2020/09/21 17:00