瑛人、『紅白』出場ほぼ内定!? NHKで「ドルチェ&ガッバーナ」の歌詞も問題なく「香水」歌唱
史上初の“無観客”で行われることが発表された今年の『NHK紅白歌合戦』。例年9月頃から、マスコミ関係者の間で、「出場歌手が誰になるのか」といった予想合戦が始まるが、今年特に話題になっているのはYouTubeでのMV動画再生回数が1億回を目前とする「香水」で大ブレークした歌手の瑛人。しかしネット上では、そんな瑛人の出場を危ぶむ声も上がっているという。
柔らかいアコースティックギターの音色に合わせ、瑛人の温かい歌声が響く「香水」は、昨年4月にデジタル配信された楽曲。今年の春頃からTikTokなどで人気となり、「Billboard Japan Hot 100」で1位を獲得。お笑いコンビ・ チョコレートプラネットなど、芸人たちによるパロディ動画も話題となるなど、一大ムーブメントを巻き起こしている。
そんな瑛人は、今年の『紅白』出場の目玉になってもおかしくはないアーティストといえるが、不安要素があるという。
「『香水』には、『君のドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ』という歌詞があるのですが、これが『NHK放送ガイドライン2020』に記載の放送法第83条『協会は、他人の営業に関する広告の放送をしてはならない』に触れるのではないかと言われているんです。つまり、歌詞にある『ドルチェ&ガッバーナ』という部分がブランドの宣伝になるとNHKが判断した場合、歌詞を変えて歌唱しなければならなくなる。しかしここは、『香水』のキモともいえる部分なので、そうやすやすと変えられないだろうと指摘する人は少なからずおり、となると『出場は厳しいのでは』と考えられているんです」(同)
そんな中、瑛人が9月10日放送の『シブヤノオト』でNHKに初出演し、「香水」を披露。その際、「あっさり『ドルチェ&ガッバーナ』と歌っていました」(同)という。
「かつて山口百恵がNHKの歌番組で『プレイバックPart2』を披露する際、歌詞にある『真紅(まっか)なポルシェ』を『真紅なクルマ』に変えて歌っていたのは有名な話です。しかし、今は時代も変わりましたし、NHKもいちいち歌詞にまで目くじらを立てないようになっているのでしょう」(同)
ネット上でも、瑛人の『シブヤノオト』出演は大反響を呼び、「歌詞、大丈夫なんだね……!」「NHK的に『ドルチェ&ガッバーナ』がOKとわかってよかった」などの声が飛び交うとともに、「これはもう『紅白』内定では?」という喜びの声も散見される。
歌の知名度やヒットの度合いからして、瑛人が『紅白』で「香水」を歌うことに異論を唱える者はほぼいないだろう。正式な出場者発表を楽しみに待ちたい。