多部未華子、『これは経費で落ちません!』続編“緊急降板”で「しょうがない」と擁護の声続出のワケ
多部未華子主演の連続ドラマ『これは経費で落ちません!』(NHK総合)の続編制作が中止になったと、9月8日発売の「女性自身」(光文社)が報じた。記事によると、原因は多部サイドが撮影直前に“降板”を申し出たためだというが、ネット上からは「多部ちゃんは悪くない」「これはしょうがない」と擁護する声が続出している。
同作は、青木祐子氏の同名ライト文芸シリーズが原作。森こさちによって漫画化され、2017年11月から少女漫画誌「Cookie」(集英社)で連載開始、19年7月にドラマ化を果たした。多部は、石けんメーカーの経理部に勤める堅物なアラサー独身女子・森若沙名子を演じた。
「会社の経理部を舞台に、真面目で几帳面な沙名子が、経理に集まってくる領収書や請求書から社員の不正を暴いていくというオフィスドラマでありながら、ジャニーズWEST・重岡大毅演じる営業部の若手エース・山田太陽との恋模様も描かれ、見どころのひとつとなっていました。最終回放送後、ネット上には視聴者から続編を望む声が多く寄せられていたんです。記事によると、続編は10月から撮影を始め、来年1月放映予定で制作が進んでいたそう。しかし、続編制作に関して“前作と同じキャスト・スタッフで”という多部サイドからの条件がかなわなかったため、所属事務所・ヒラタオフィスが降板を申し入れたようです」(芸能ライター)
なお、キャスティングできなかったのは、多部の同僚役だった出演者の1人で、多部サイドは制作側に「作品世界を大切にする多部の気持ちを軽んじている」と不信感を抱いたため、降板に至ったとも報じられている。
秘密裏に進行していたという続編制作プロジェクトが、「主演の降板で制作中止」というまさかの事態によって明るみになったことで、ネット上でも「あらかじめ条件を伝えていたのに、守れなかった制作側の落ち度」「多部ちゃんが悪者にされてかわいそう」と、制作側の責任を指摘する人が多いようだ。
「過去には、続編が制作されたものの、キャストが入れ替わり、結果的に大ブーイングが巻き起こったケースも多い。13年ぶりの続編で話題を集めた『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)は、ヒロインを総入れ替えし、視聴者から不満の声が続出。社会現象を引き起こした田中圭主演の『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)も、続編となる『おっさんずラブ-in the sky-』で、キャストどころか設定までガラリと変え、大不評を買いました。そのため、今回の多部の降板には、『キャストが揃ってないならやらないほうがまし』『多部ちゃんの判断が正しい』と擁護する声が多く集まっています」(同)
とはいえ、人気ドラマだっただけに、続編の制作を望む声も一定数ある。多部と同じ経理課の同僚には、伊藤沙莉、江口のりこ、平山浩行ら実力派の役者も揃っていただけに、いつかキャストをそろえて続編を実現させてほしいものだ。