【連載】現役コスプレイヤーが“業界の闇”ぶっちゃけます。

SNSに大量の“薬”写真を投稿!? 人気コスプレイヤーが教える「ファッションメンヘラ」の特徴3つ

2020/09/12 18:00
椎名蜜(ライター)
SNSに大量の薬写真を投稿!? 人気コスプレイヤーが教える「ファッションメンヘラ」の特徴3つの画像1
『新世紀エヴァンゲリオン(4)』(カドカワコミックス・エース)

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 こんにちは、椎名蜜です。前編に引き続き、今回も“メンヘラコスプレイヤー”についてお話したいと思います。今一度念押ししておきますが、ここでいう「メンヘラ」とは、基本的に“ファッションメンヘラ”のことです。

 あくまで私の経験上で、「こういうキャラクターが好きな人は、こんな傾向があったよ」という話なのですが、これから紹介するキャラのコスプレをしているコスプレイヤーを見かけたら、ちょっと“取り扱い注意”的な、一歩引いたところから関わるようにすると、厄介なことにならないと思います。なお、すべて私の独断と偏見ですので、以下のキャラのコスプレイヤー全員がメンヘラってわけではないですよ!(多分)

新世紀エヴァンゲリオン/惣流・アスカ・ラングレー

 作中でも精神崩壊を起こすメンヘラぶりを発揮するアスカを支持し、さらに「コスプレしてみたい!」と思う人は、何かしら変わった一面を持っていると言っても過言ではありません。同作にはもう一人、綾波レイというメインキャラの女の子が登場しますが、水色の髪の毛に赤目なので、普通の人がコスプレするには難易度が高いです。逆に言えば、それでも「綾波のコスがしたい」と思う人は、相当キャラクターに対する愛が強いと思います。

 一方、アスカはオレンジの髪の毛に青い目をしていて、綾波よりはとっつきやすい。オタクのみならず一般の認知度も高いので、「かわいいね」と声をかけられる率も高いですし、“かまってもらうこと”を目的にアスカコスをする人も少なくないです。あっ……以前、このコラムで「アスカのコスプレがしたい!」と書いたことを思い出しました。まさか、私もメンヘラなの!?


血のり、包帯、眼帯を用いたキャラ

 誰かに心配されたい欲求の現れからか、メンヘラは血のりや包帯、眼帯を好みます。ちなみに、私服でも常に眼帯、謎に“目玉のアイテム”を持ち歩いている人は要注意です。「そんな人いないだろ」と思うかもしれませんが、私が見たので本当にいます! その人のインスタグラムを恐る恐る覗いたところ、大量に薬(医薬品のほう)の写真を投稿していました。なんとわかりやすいことでしょう……。

肌の露出が多いキャラ

 承認欲求を手っ取り早く満たせるからなのか、自分に自信がなく人に尽くしすぎる傾向が強いからなのか、「そんなに自分を安売りすんな!」と怒りたくなるぐらいの露出をしている人は、メンヘラ率が高いです。露出をすればわかりやすくTwitterもインスタグラムもフォロワーが増え、「いいね」で反応がもらえることもあって、かまってちゃん度高めなメンヘラがこの傾向にあると言えるでしょう。

 私はこの手のコスプレイヤーさんと接する機会が一番多かったのですが、旦那さんとマンネリ気味で満たされていない主婦だったり、アイドル的な何かになりたい子だったり、かまってもらいたいアラサーの女性だったりいろいろ。共通して言えるのは、みんな「誰かに愛されたい」と必死なところだと思います。おそらく、この手のタイプが一番“取り扱い注意”であり、まともに付き合うと疲れちゃいますよ!

 ということで、なんだかコスプレに対してネガティブなイメージを与えてしまったかもしれませんが、私はコスプレを通していろんな人と出会えて、さまざまな経験をしてきました。そんな経験をこうやってお伝えすることは、コスプレをしていなかったら絶対にできなかったことだと思います。

 これからコスプレをしようと思っている方は、「憧れの作者とヤれるかもしれないな~。頑張れば結構稼げるかもな~。でもメンヘラに絡まれるのはごめんだわ~」などと、連載の内容を頭の片隅にでも入れつつ、コスプレライフを楽しんでくれると幸いです。


 それでは、またどこかで会う日まで。さようなら~!

椎名蜜(ライター)

椎名蜜(ライター)

元グラドル・現役40代レイヤー。現在は過去の面影もなく、ぽっちゃり系。ひっそりとコスプレイベントに参加するも、ウェブ上では活動自体非公開。過去を振り返ってみて、フォロワーもファンも誰もいなくなったけど、今のほうが幸せ。

最終更新:2020/09/12 18:00
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