JO1派生ユニット「ORβIT」、“ルール違反”で大手レーベルが警戒! アルバムデビューの背景に「苦肉の策」
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系、動画配信サービス「GYAO!」で放送・配信)に“不合格”、もしくは“辞退”した7人で結成された日韓合同男性アイドルグループ「ORβIT(オルビット)」。8月27日に、自社レーベル「Present Label」の立ち上げを発表したが、業界関係者は「これも苦肉の策だったようだ」と指摘する。
「『PRODUCE 101 JAPAN』(以下、『日プ』)に“合格”した11人で結成されたJO1は、吉本興業と韓国企業・CJ ENMの合併会社・LAPONEエンタテインメント所属となり、3月4日にシングル『PROTOSTAR』でメジャーデビューを果たしました。一方、ORβITは1月の時点でYouTubeチャンネル『ORβIT UNION』を開設。『日プ』を企画・運営した吉本に何も伝えず、“本家”JO1よりも先にネット上で活動を開始したことで、業界内でも『ルール違反なのでは?』と問題視されていました」(音楽誌ライター)
その後、4月23日発売の「女性セブン」(小学館)によって、ORβITのメンバーは『日プ』参加時に「不合格の場合でも、今後の芸能活動についてはまず制作サイドに相談する」という契約を結んでいたにもかかわらず、これを破り、無断で活動していることが発覚した。
「メンバーは『日プ』の運営に携わっていたというA氏の“引き抜き”によってグループを結成したようで、業界ではA氏への警戒が強まることに。そんな中、今月20日にはORβIT公式サイトで、デビューアルバム『00』(オーツー)のリリースが発表されました」(同)
そして27日、新たに「11月11日のデビューアルバム発売にあたり、自分たち“らしさ”を貫くために、今『現在』を支えてくれているファンへの『贈り物』という思いを込めた自社レーベル『Present Label』を立ち上げます」と、報告されたが……。
「ORβIT側は当初、大手メジャーレーベルからのデビューを狙っていたそうです。しかし、スタートから吉本との間にトラブルを抱えていたことは、各レコード会社が把握しているため、引き受け先がなく、苦肉の策で自社レーベルを立ち上げたのでしょう。公式発表にある、『今「現在」を支えてくれているファン』という書き方からも、過去のトラブルを払拭したいという意思が伝わってきます。ファンたちは、デビューアルバム発売の知らせに盛り上がりをみせているようですが、本家JO1よりも先にアルバムリリースという行動には、やはり眉をひそめる関係者も少なくありません」(レコード会社関係者)
ORβITはこうした強気な戦略で、どこまでファンを喜ばせることができるだろうか。