高畑裕太、公式サイト開設で本格復帰へ……「タイミングが悪い」「よりにもよってこの日?」と言われるワケ
俳優の高畑裕太が8月23日、自身の公式ホームページを開設したことを報告した。高畑は2016年8月に強姦致傷容疑で逮捕されたが、のちに被害者側との示談が成立し、不起訴処分となった。その後は、芸能活動を休止していたが、2019年8月に舞台復帰。今回のホームページ開設により、芸能界に本格復帰するものと見られるが、マスコミ関係者の間では「なぜこのタイミングなのか」と、不服を唱える声が上がっているという。
高畑は、ホームページ開設に合わせて、Twitterとインスタグラムも再開。「こうして家族や、大切な友人と共に過ごしている毎日に感謝し、また0から、舞台、映像、その他の文化芸術の存続、発展に努められる様、自身の表現力の向上に邁進したい」 とする文書を投稿した。SNSでは本格復帰を歓迎する声がある一方、「戻ってきても叩かれるだけ」「世の中そんなに甘くない」などと高畑を突き放す声が多数見受けられる。
また、公式サイト開設やSNS再開を「23日」に発表したことも物議を醸している。
「この日はちょうど、高畑が4年前に逮捕された日、そして毎年恒例のチャリティー番組『24時間テレビ43 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の放送日だったんです。高畑は、4年前の『24時間テレビ』でパーソナリティを務める予定だったものの、放送の4日前に逮捕され、出演は白紙に。番組内のスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生~ 光を失って心が見えた~』にも出演予定でしたが、同年メインパーソナリティを務めたNEWSから小山慶一郎が急遽代役を担い、撮り直しが行われました。時間がたっているとはいえ、そんな多大な迷惑をかけた同番組の放送日に再始動の報告とは、タイミングとしては最悪でしょう」(芸能ライター)
SNS上にも、「高畑って『24時間テレビ』に大損害を与えたよね」「逮捕された年は、『24時間テレビ』に出る予定だったんだ」など、当時のことを思い出す人、また「よりによって『24時間テレビ』の日に復帰する?」など、本格再始動の日を“その日”にあてたことに疑問を抱く人が散見された。
「特にNEWSファンは、あの事件は忘れられないでしょうね。当時、同番組冒頭で小山が『ここまでいろんなことがありましたけど 一丸となってこの日を迎えることができました』と意味深発言をしたことも話題となり、NEWSメンバーに迷惑をかけたとして、高畑への怒りの声が噴出していました。また当然、日本テレビも高畑に怒り心頭だった。今後、芸能界への復帰が仮に順調にいったとしても、日本テレビには『一生出禁』かもしれません」(同)
一方で、不起訴になったものの、「強姦致傷容疑で逮捕」という過去があるだけに、そもそも今後テレビに出演できるかと言えば難しいとの見方もできる。
「公式サイト開設の報告文には、謝罪の言葉は特にありませんでした。不起訴になったこともあり、彼にとってあの事件は、もはや過去のものなのかもしれませんし、本人にとっての8月23日の出来事を“上書き”したかったのかもしれませんが、世間には誠意がないと受け止められかねません」 (同)
前途多難な高畑の芸能界復帰。高畑に今一番必要なのは“常識” や“良識” といった、ごく当たり前の感覚なのかもしれない。