浜辺美波、主演映画が6位スタートの「予想外」! 「浜辺はまだ力不足」「集客力はいまいち」のワケ
8月14日に公開された浜辺美波主演映画『思い、思われ、ふり、 ふられ』が、上映館数303館と大規模上映の期待作であったにもかかわらず、公開初週の映画ランキングが6位スタートと、予想外の低空スタート。浜辺の主演女優としての存在感に早くも黄色信号が点滅し始めているようだ。
『思い、思われ、ふり、ふられ』は『ストロボ・エッジ』『アオハライド』とともに、咲坂伊緒氏の“青春三部作” に数えられる人気少女漫画の実写化作品。偶然出会ったタイプのまったく違う朱里(浜辺)と由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟・理央(北村匠海)、由奈の幼馴染・和臣(赤楚衛二)の、 複雑に絡み合う切ない恋模様を描く。監督は『アオハライド』の三木孝浩だ。
浜辺と北村といえば、最終興収35.2億円を記録した映画『君の膵臓をたべたい』でもタッグを組み、再共演が注目を集めていたが、「今回はその相性の良さが数字に結びついていない。それは2人のせいというより、作品の内容自体の問題では」(映画ライター)という。
「もちろん、コロナ禍という逆風があったのは事実ではあるものの、今回の『思い、 思われ、ふり、ふられ』は、少々内容が地味な印象。同作は、家庭環境などに恋の行方が左右されるのですが、さほど珍しくもない展開ですし、よくあるラブストーリーと言えるのではないでしょうか。製作側は、人気原作モノに旬の女優&イケメン俳優が名を連ねていれば、『それなりにヒットするだろう』と思っていたかもしれませんが、ただでさえ映画館から客足が遠のいている昨今だけに、あまりに考えが甘かったと言わざるを得ません」 (同)
一方、主演の浜辺についてはどうだろう。浜辺は今年1月期に、テレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」で放送された『アリバイ崩し承ります』で、同局連ドラに初主演。同ドラマは、全7話の平均視聴率が4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同枠歴代1位を記録している。そして、この8月からは横浜流星とのダブル主演で、連ドラ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)に出演中で、快進撃が続いているが……。
「それでも、浜辺はまだ主演として作品の興行を引っ張っていくには、まだ力不足のような気がします。彼女は『君の膵臓をたべたい』のヒット後、漫画家・河本ほむら氏の人気漫画を原作とする連続ドラマ『賭ケグルイ』(TBS 系)に主演し、同作を『season2』、さらには劇場版まで制作されるほどのヒット作に成長させましたが、これは、高杉真宙、森川葵、矢本悠馬、中川大志、池田エライザ、福原遥ら豪華若手キャストに支えられてのものという印象で、決して浜辺の魅力が際立った結果、売れたとは言えないのでは。『アリバイ崩し承ります』や『私たちはどうかしている』についても、そこまでの存在感は発揮できていない印象です」 (同)
映画ライターは、浜辺のルックスに関して「申し分ない美少女」と述べつつ、「ただ個性的なタイプではない」分析する。
「浜辺の“共演者を食うほどではない”存在感が、個性派俳優やイケメン俳優と組ませやすい要因になっているのでしょうが、やはり彼女自身のインパクトの弱さから、集客力は乏しいと言える。しかし、今後もしNHKの朝ドラヒロインに抜てきでもされたら、殻を破るきっかけになるのでは。すでに2015年上半期の朝ドラ『まれ』に出演経験があり、ほかにもNHKドラマでメインとして起用されているだけに、起用される可能性は高いと見ています。持ち前のさわやかさを武器に、朝ドラヒロインを演じて、より幅広い層からの支持を得る……それが女優としてランクアップする秘訣なのでは」(同)
浜辺は女優の階段を登り始めたばかり。今後どのような成長を遂げるか期待して見守りたい。