千鳥、『クセがスゴいネタGP』レギュラー化の裏で……『クイズ!THE違和感』は視聴率最下位で「早期打ち切りも」?
お笑いコンビ・千鳥がMCを務める『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)が、2回のパイロット版を経て、10月からゴールデンタイムでレギュラー番組化されることがわかった。千鳥がフジテレビでゴールデンタイムのレギュラー番組を担当するのは、2013年に終了した『ピカルの定理』以来、7年ぶりとなる。
『千鳥のクセがスゴいネタGP』は、人気芸人が普段披露しているネタとは一味違う“クセがスゴいネタ”を披露するバラエティ。同番組は「5月に第1弾として放送された際、狩野英孝が披露した歌ネタ『大きな古時計』がネットで話題になったこともあり、お笑いファンからも注目されている」(芸能ライター)という。
酒豪で愛煙家、さらには女好きという、まるで昭和の芸人のような大悟と、「クセがスゴい」のフレーズで人気を博したノブからなる千鳥。このところ、破竹の勢いで活躍しており、10月期から『千鳥のクセがスゴいネタGP』以外にも、2番組が「昇格」「レギュラー化」を果たす。
「過去に4回パイロット版が放送されたノブMCの『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日系)は、土曜午後10時25分からの30分枠でレギュラー化、さらにこれまで、火曜日深夜0時台で放送していた『テレビ千鳥』(同)も、日曜の午後10時25分枠に昇格。これまでは深夜番組ならではのコアなネタが人気だった千鳥ですが、活躍の場がどんどん広がってきている印象です」(同)
しかし、そんな千鳥にも不安要素がないわけではない。今年4月からゴールデンタイムでレギュラー放送がスタートした千鳥MCのバラエティ番組『クイズ!THE違和感』(TBS系)は、いまひとつ結果を残せていない状況だ。
「『クイズ!THE違和感』は、視聴率が“大爆死”状態です。4月13日の初回放送は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、直近の視聴率も8月3日は4.8%、7月20日は6.1%、6月29日は4.8%と、同時間帯で民放最下位を記録しています。同番組は、最新技術でノブの顔を有名人にはめ込み、それが誰か当てる『ノブ違和感』が好評ですが、さすがにそれだけで視聴者を引き込むのは難しい。低視聴率が今後も続けば、早期打ち切りもあるかもしれません」(同)
レギュラー番組を着々と増やしている千鳥。現在は、ゴールデンタイムの視聴者層に向けて、より注目度を上げられるかどうかの重要な時期だが、果たして数字で“結果”を残せるのだろうか。