小倉優香「ラジオ辞めたい」発言に関係者「同情」? 「時に地獄を見る」『アッパレ』の“特性”とは
7月29日に生放送されたラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)内で、“レギュラー降板”を直訴した女優でモデルの小倉優香。放送翌日、小倉の発言がネットニュースになると、テレビやスポーツ紙もこぞってこの騒動を取り上げ、「あり得ない」「わがまま」などと芸能界からも批判が噴出している。
小倉は番組のエンディングで、「朝早く起きて夜早く寝る、という生活をしていて、(夜10時放送の)ラジオがつらくなったので『辞めたい』と事務所に言ったんですけど、3~4カ月話してくれないのでここで言います。辞めさせてください」などと発言。共演者のケンドーコバヤシらを困惑させていた。
「業界内では、小倉が所属するエイジアプロモーションの管理責任を問う声のほか、『小倉本人の無責任さが露呈している』などと、東野幸治や指原莉乃といったタレントからも反発の声が上がっています。一方で、番組のセクハラじみた企画内容や、事務所による“パワハラ疑惑”も勃発していて、現状では、小倉を批判することが正しい、間違っているとは言い難い状況です」(スポーツ紙記者)
そんな中、小倉に「思わず共感してしまった」と話すのは、お笑い関係者だ。同情的な声が上がる背景には、同番組の“特性”が関係しているという。
「小倉が出演する水曜日は、隔週で生放送を行っています。都内スタジオに出演者が集まり、午後11時半までの生放送を終えた後に、翌週放送分を収録するため、撤収は当然深夜になってしまう。翌日、早朝の現場が入っていたりすると、出演者やマネジャーは“地獄”を見ることになります」(前出・同)
さらに、一部で伝えられているように、同番組は出演者のギャラの安さも有名なのだとか。
「もともとラジオ業界のギャラは安く、『アッパレやってまーす!』は関西ローカルの番組だけに、事務所の取り分を考えると、出演者の手取りは2,000円程度かと。とはいえ、長年続く有名番組だけに出演希望者は多く、特にトークスキルが磨かれるため、テレビのバラエティ番組で活躍を目指す若手にとっては登竜門的な位置づけになっています。『番組プロデューサーのお眼鏡にかなえば、売れる』というジンクスがあるほどです」(同)
一方で、出演者の半数ほどは「しんどい」という理由で番組を“卒業”していくという。
「芸能界で売れてくると、当然、翌日の仕事のスケジュールを考慮しなければならないし、小倉の言う『「朝早く起きて、夜早く寝る生活」に支障をきたす』という点は理解できます。とはいえ、生放送で周囲への影響を顧みないあの言動は、やはり問題があったと思いますが……」(芸能プロ関係者)
通常通りの進行であれば、騒動後初めて放送された8月5日のラジオは、小倉の“問題発言”直後に収録されたもの。しかし、小倉は「欠席」しており、番組出演者のアンガールズ・田中卓志は、前回放送を「芸能史で一番ヒリつく場面」と振り返るなど、共演者の動揺ぶりがうかがえる内容だった。果たして次週、小倉の進退は決着がついているのだろうか。