神戸山口組に「再分裂問題」が浮上! 元極妻が考える、金に困ったヤクザの行く末
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
山口組分裂をめぐって、いろんな情報が錯綜中
7月にコロナの「第二波」が来る件は、以前に元ヤクザのガクさんが予言していました。当時は「このままじゃ第二波は絶対に来るに決まってるから、そんなの占いじゃないわよ」と思ったものですが、まさか本当に占い通りになるとは……。皆様も、お気をつけくださいね。
そんなことを考えていたら、突如として井上邦雄組長率いる神戸山口組の「再分裂問題」が浮上しました。
「10日にヤマケンがコウベ(神戸山口組)を脱退するらしい」
オットの元兄弟分たちから連絡があったのは、7月8日のことです。「ヤマケン」とは、神戸山口組の中心である五代目山健組のことです。トップの中田浩司組長は、現在は発砲事件の実行犯として逮捕起訴されて勾留中です。
今回の離脱に関して中心的に動いているのは、山健組の中でも名門の西川良男組長率いる六代目健竜会だとか。健竜会は、中田組長や井上組長がトップを務めたことのある「保守本流」つまり「山口組の中でも最も山口組らしい」組織といわれてきました。
この健竜会が、10日に滋賀県内で会合を開いて「離脱」を表明したようです。ところが、その後の動きが伝わってきません。この原稿を書かせていただいている7月16日現在、離脱しているのかどうなのか、関係者も警察もわからない状況が続いているのです。
原因は、やっぱり「お金」……
16日現在でわかっていることをまとめますと、そもそもは、中田組長が獄中から「会費(いわゆる上納金)が高すぎるから、神戸山口組を脱退しろ」と言ったとか言わないとかのあたりが発端ともいわれています。つまり、同じ山健の中で、井上組長を支持する「組長派」と中田組長を支持する「反組長派」に分かれているんですね。
中田組長は接見禁止中で、弁護人である弁護士さんしか面会できないので、本人から意見を聞けないこともあり、判断は難しそうです。10日からは共同通信をはじめとして主要メディアがこの問題を報道し始めました。11日と14日には神戸山口組が緊急会合を開いていますが、分裂するかどうかはまだわからないようです。