サイゾーウーマンカルチャーインタビュー優樹菜「ヤンキー一途説」を考える カルチャー [再掲]インタビュー 木下優樹菜、不倫疑惑で「ヤンキーは一途説」をぶち壊し!? 伝説のレディース総長が語る「ヤンチャ少女のセックス観」 2020/07/18 16:00 サイゾーウーマン編集部 インタビュー 元ヤンタレントの筆頭だったのに 昨年、都内タピオカドリンクてんのオーナー夫妻とトラブルを起こし、芸能活動を休止していた木下優樹菜が、7月1日に活動再開を宣言するも、わずか5日後の同6日に、と突然、引退を発表した。この背景には、木下の不倫問題があったとする疑惑が浮上。そのお相手については「大手事務所に所属する男性グループの30代メンバー」などと報じられており、現在ネット上では、候補者の名前が飛び交っている状況だ。さらには、「不倫相手は一人ではない」とするウワサもささやかれており、木下への批判も日に日に強まっている。 一方、ネット上では、木下が「夫に一途」ではなかった点に驚く声も少なくない。というのも、「ヤンキー」「ギャル」と呼ばれる女性は、見た目の派手さとは裏腹に、恋愛に対しては至極真面目で、一度好きになった相手には一途だとする説が存在するからだ。 実際に、昨今テレビに引っ張りだこのギャルタレント・みちょぱは、プレゼンバラエティ『俺の持論』(テレビ朝日系)で、相手を一途に思い、浮気は絶対にせず、尽くすタイプだと解説していたこともある。しかし、これまで「ヤンキー」「ギャル」と言われてきた木下が、もし本当に複数人と不倫関係にあったとすれば、この説も怪しいものだろう。 そんな、「ヤンキー」「ギャル」の恋愛観について、サイゾーウーマンは過去に取材を行っている。90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏に、ヤンチャ少女の恋愛観・セックス観の変遷を語ってもらった。すえこ氏が「昔は、たくさんの男の人とセックスしていることが周りにバレると、自分が『下』に見られてしまう恐れがありました」と語るワケとは。この機会に、ぜひご一読いただきたい。 (編集部) (初出:2014年5月11日) 90年代伝説のレディース総長が読み解く、『ヤカラブ』の現代ヤンキー少女の恋とセックス (左)『ヤカラブ』(右)『紫の青春~恋と喧嘩と特攻服~』(ともにミリオン出版) 「男一瞬、ダチ一生」でおなじみ、悪羅悪羅系ギャル誌「SOUL SISTER」(ミリオン出版)。昨年惜しまれつつ休刊となった同誌で、人気を博していた読者モデルたちの恋愛体験談が小説としてまとまり、この度『ヤカラブ』として発売された。「彼氏と入れたイレズミ」「14歳の不倫」「クラブでの男狩り」「暴走族との恋」など、“現代のヤンキー少女”のリアルな恋愛は、大反響を呼んでいるという。そこで今回、90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏を迎え、現代のヤンチャ少女たちの恋愛観、セックス観が当時からどのように変化していったのかを語ってもらった。 ――率直に、『ヤカラブ』に描かれている、“現代のヤンキー少女”たちをどう思いましたか? 中村すえこ氏(以下、中村) 私たちの時代とは、20年くらいの差があると思うのですが、「男の名前を体に彫る」とかは、同じようにやってたことだなぁと思いました。それから、まだシンナー吸ってるんだって、びっくりしましたね(笑)。てっきり今のヤンキー少女は、もっと違うことをしてると思っていたので。シンナーとかタバコとか根性焼きとかをする前に、すぐクスリにいっちゃうようなイメージもありましたね。どっちがよくて、どっちが悪くてという話ではないですけどね。 あと、彼女たちは浮気したりなど、男性関係が結構激しいんだけど、実は誰か1人の男の人を一途に思っているというのは共感できました。ただ昔は、たくさんの男の人とセックスしていることが周りにバレると、自分が「下」に見られてしまう恐れがありましたね。この本の中ではそういう価値観はないですよね。小説の元になった女の子には、百人斬りを公言している子もいるし。当時は、遊んでいたとしても、決してそういうことは公言しなかったので。 次のページ 付き合ってもいないのにセックスをしている子=「ヤリマン」 123次のページ Yahoo 紫の青春/中村すえこ 関連記事 木下優樹菜、“タピオカ騒動”の対応はミスだらけ!? “謝罪の専門家”が「全然だめ」と一刀両断!木下優樹菜は、「ヤンキー道の原点」に帰るべき―― “タピオカ騒動”で活動自粛に思うこと美女ヤンキーは女子を自意識から救う――「ママ友はいらない」宣言・木下優樹菜「全部自己満!」ガングロギャル×「認められたい」女子大生――異色の“自意識”座談会「反オヤジマインドの敗北」――ギャル雑誌の衰退が女子カルチャーに残す課題