山下智久、新曲初日売り上げ5万枚! ドラマ『THE HEAD』“世界タイアップ”も前作下回る
山下智久のニューシングル「Nights Cold」が、7月14日付のオリコンデイリーシングルランキングで初登場1位を獲得。売り上げは5万106枚で、昨年6月発売の前作「CHANGE」の初日売り上げ枚数をわずかに下回った。
新曲は、6月12日より配信が始まったHuluオリジナルドラマ『THE HEAD』のエンディングテーマに起用されている。同ドラマは山下もメインキャストとして出演し、全編英語かつオール海外ロケという過酷な現場に通訳やマネジャーもつけずに一人で参加。物語は、南極を舞台にした極限心理サバイバル・スリラーで、世界30の国と地域で同日公開されている。日本版公式サイトでは、「物語を観て疑わしいと思う人物の ”あやしい”ボタンを押してTweetで投票しよう」という視聴者投票の企画が実施されており、7月15日時点では主要キャスト11人のうち山下演じるアキ・コバヤシに断トツで票が集まっていた。
「山下は物語のキーパーソンになるそうで、それだけにエンディング曲『Nights Cold』への気合も十分なのでしょう。自身が手掛けた歌詞も作品の世界観を大切にしたとか。シングル発売にあたって、『僕自身、初めての世界タイアップという事で、本当にありがたく思っています。このタイアップのお話を聞いた時は、思わず涙してしまいそうなほど感激しました』『一人でも多く、世界中の人に聞いてもらえると嬉しいです』とコメントしており、思い入れのある1曲に仕上がったようです」(ジャニーズに詳しい記者)
販売形態は初回生産限定盤A・B、通常盤の計3種類で、初回盤AのDVDは、ドキュメント映像「Breathe With Me In Iceland」が入っているほか、初回盤BのDVDには「Nights Cold」のミュージックビデオを収録。通常盤初回仕様では、山下が監督を務めたミュージックビデオを視聴できるシリアルコード付きチラシが封入されている。
「前作の『CHANGE』は、山下主演で昨年4月期に放送されたドラマ『インハンド』(TBS系)のオープニングテーマで、発売初日は5万1,441枚を売り上げていました。このリリース時は、CD封入のシリアルコードを使い、指定期間内に応募する『山下智久「CHANGE」スペシャルプレミアイベント』キャンペーンを実施していたため、ファンが早々に購入した結果、初日5,1万枚も売れたのだとみられます。ちなみに、山下にとって約5年半ぶりのシングルだった昨年2月発売の『Reason/Never Lose』は、初日3万7,251枚で3位に初登場。週間ランキングではSTU48の『風を待つ』(27万6,316枚)がトップに輝き、『Reason/Never Lose』は6万5,156枚で2位に終わっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな山下といえば、昨年5月16日にジャニーズ事務所のタレントで初となる公式インスタグラムを開設。フォロワー数は510万人を突破し、これは日本の男性タレントの中で1位とも伝えられている(7月15日時点)。
「いまこそ安定した人気で活躍する山下ですが、2015年4月期の主演ドラマ『アルジャーノンに花束を』(同)は平均視聴率が8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケするなど、一時は伸び悩んでいた印象です。その前年の14年6月には、元KAT-TUN・赤西仁、元関ジャニ∞・錦戸亮と路上を歩いていた際、一般人と口論の末にトラブルに発展。“六本木スマホ窃盗事件”として報じられ、騒ぎになりました。しかし、18年には主演映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』が驚異的な大ヒットを飛ばし、19年リリースのシングルも初日5万枚台と、ソロアーティストとしては大健闘。インスタ解禁によって、ジャニーズファン以外のインスタユーザーなどからの注目度も上がっていますし、“スマホ窃盗”のダークなイメージもすっかり払拭できたのでは」(同)
前作の「CHANGE」はオリコン週間ランキングで8.4万枚を記録したが、今作はこれを超え、初週で2ケタに届くだろうか?