尾上松緑、クラスター発生の舞台に激怒! 「慎め、餓鬼」痛烈批判で「同じこと思う」「キツすぎ」と賛否
かつて、市川海老蔵、尾上菊之助とともに「平成の三之助」と呼ばれ、歌舞伎ブームを起こしたことでも知られる、歌舞伎役者・尾上松緑。そんな彼のブログが、今ネット上を騒がせている。
尾上は7月12日、自身のブログを更新。出演者やスタッフ、観客に新型コロナウイルスの感染が確認され、クラスターの発生源となった舞台『THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-』を痛烈に批判した。
「『ふざけるなよ』という一言で始まったこの投稿で、尾上は『劇場サイド、主催者、出演者、スタッフに至るまで、どいつもこいつも素人の集まりだ』と、かなり強い言葉で『THE★JINRO』関係者を非難。『我々の業界にとって他人事ではない甚大なるダメージを残してくれたな』と、全ての興行に影響が及ぶ問題だと示唆しながら、『慎め、餓鬼 舞台を舐めるなよ』という強い怒りのこもった一文で結んでいます」(芸能ライター)
尾上は投稿の中で、「感染者が出てしまった事、感染してしまった事に腹を立てているのではない」としつつ、一部スポーツ紙が「主催者は体調不良の出演者がいることを把握していた」「出演者がファンに握手やサインなどをしていた」と報じていたことに触れ、「こうした予防意識の低さが感染拡大にどんどん繋がって行く」と持論を展開。「観に来て下さる大切なお客さんを危険に晒す様な真似をしてどうする」とも問いかけている。
「この件について、ネット上では『舞台に携わる人は、みんな同じこと思ってるはず』『調子が悪い役者を舞台に立たせたのが本当なら、ここまで言われても仕方ない』と、尾上の意見に同調するという声が多いです。一方で、『怒ってるのはわかるけど、さすがに言葉がキツすぎる。冷静にならないと、本当に言いたいことが伝わらないですよ』『わざわざブログに書かなくても、関係者に言えば済む話では?』と違和感を覚える人もいるようで、賛否両論となっています」(同)
尾上は翌13日に再びブログを更新し、アクセス数が通常時の10倍以上になったことを報告。「どうやら、昨日書いた日記が原因みたいだね」と驚くも、意見は「昨日と全く変わらない」と断言。しかし「歌舞伎役者として、品の無い言葉遣いだったとしたら、そこは改めなければいけないか」と、反省の文章もつづっている。
「2000年にNHKの大河ドラマ『葵 徳川三代』で徳川家光役を演じ、人気を集めた尾上ですが、これが現在“唯一のテレビドラマ出演作”となっています。そのため、同じく『平成の三之助』と呼ばれた海老蔵や菊之助に比べると、世間の知名度は低いよう。今回の一件で、尾上を知らなかったと思われる人から『すごく怖い人』『なんか扱いにくそう』といった声も漏れており、良くも悪くも注目を集めてしまったようです」(同)
自身も舞台に立つ者として、クラスター感染を起こした関係者に激しい怒りをぶつけた尾上。しかし、彼の主張よりも、世間はその強い口調に面食らってしまったようだ。