多部未華子主演『私の家政夫ナギサさん』初回14.2%と好発進も「“逃げ恥”とかぶりすぎ」の声
多部未華子が主演を務める連続ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)の初回が7月7日に放送され、平均視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の好スタートを切った。そんな中、一部ネット上では、2016年放送の新垣結衣主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(同)との類似点を指摘する声が上がっている。
同ドラマは、多部が演じる家事と恋に不器用な独身キャリアウーマン・相原メイが主人公。ひょんなことからスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)を雇うことになったメイが、家ではおじさん家政夫、仕事場では強力なライバル・田所優太(瀬戸康史)に振り回されながら、本当の幸せを探していく――というハートフルコメディだ。
「第1話では、28歳の誕生日に妹の唯(趣里)から“プレゼント”として送り込まれたスーパー家政夫・ナギサを、メイがしぶしぶ受け入れることに。職場で新人教育を任されたり、ライバル会社の営業マン・田所に負けまいと遅くまで残業をしたりと、仕事で疲れ果てていたメイは、ナギサを母親と勘違いして朝までその手を握って眠ってしまい、目覚めたときに「おじさん(ナギサ)」がいることに驚愕する……という展開になっていました。ネット上ではすでに『ハマった』という人も多く、『多部ちゃん可愛い』『エプロン姿の大森さんにこんなに癒やされるとは』などの声が集まっています」(同)
ただ、ドラマの設定が「恋ダンス」で一大ブームを巻き起こした『逃げ恥』に「酷似している」と指摘する声も多い。
「『逃げ恥』は、職ナシ、彼氏ナシの主人公・森山みくり(新垣)が、恋愛経験のない独身エンジニア・津崎平匡(星野源)に家政婦として雇われたのをキッカケに、“雇用関係”で結ばれた契約結婚をし、一緒に過ごしていくうちにお互い惹かれ合っていくというラブコメディです。同ドラマとは、男女の設定が逆ですが、確かに“仕事ができて恋に不器用な人物が、家政婦や家政夫を雇ったことで安らぎを得ていく”という点では、共通しています。それに、『逃げ恥』は新型コロナウイルスの影響で放送が延期された同ドラマの代替番組として、前週まで同枠で再放送されていましたから、余計に『“逃げ恥”要素が満載』『逃げ恥が男女逆になったパターンね』と感じた人が多かったようです」(同)
火曜ドラマ枠で「特別編」として再放送(1~7話まで)された『逃げ恥』は、いずれも視聴率2桁をキープ。6月30日の放送では、エンディングにサプライズとして多部が登場し、「恋ダンス」を披露したことも話題を呼んでいたが、今後『逃げ恥』の再放送に視聴率が負ければ、主演としての面目は丸つぶれだろう。
とはいえ、現状では「私もこんな家政夫がほしい」「いや~面白かった!」などと高評価を得ているだけに、今後の展開に大いに期待したいところだ。