中島健人&平野紫耀『未満警察』、『野ブタ。』との視聴率対決は「辛勝」も……脚本家ツイートに漂う不安要素
Sexy Zoneの中島健人とKing&Princeの平野紫耀が主演する連続ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)が6月27日からスタートした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月スタートの予定が延期になっている間、同枠ではジャニーズの先輩、KAT-TUN・亀梨和也と山下智久が出演するヒットドラマ『野ブタ。をプロデュース』(2005年10月クール)の特別編を放送。好評を博していたことから、「中島と平野にとってはプレッシャーになるのでは……」と各メディアに報じられ、先輩・後輩の視聴率対決が注目されていた。
結果、『野ブタ』再放送初回の世帯視聴率が11.0%、個人視聴率は6.8%だったところ、『未満警察』初回は11.2%(世帯)、個人視聴率6.6%。世帯視聴率では『未満警察』が僅差で勝利したものの、個人では負けを喫した(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。
「『野ブタ』は05年の放送当時、平均視聴率16.9%、最終回では18.2%を記録。亀梨と山下が役名の『修二と彰』名義でリリースしたドラマ主題歌『青春アミーゴ』も大ヒットした人気ドラマ。そんな同作が久々に再放送されるとあって、話題を集めるのは当然でしょう。そう考えると『未満警察』の初回視聴率は、だいぶ健闘したと言えるのでは。放送延期期間中に高まった中島、平野ファンの期待が反映された結果かもしれません」(芸能ライター)
しかし、満を持して始まった『未満警察』には、ある不安要素があるという。
「同作は、中島演じる本間快と、平野演じる一ノ瀬次郎が警察学校でバディを組み、奮闘するというストーリー。初回に、2人が警察寮から向かいの建物のバスローブ姿の女性を、双眼鏡を使い2時間にわたって覗き見するシーンがあったのですが、教官にバレるも、覗きをきっかけに難事件を解決できたことから、処分不問となる展開だったんです。これに対し、ネット上では『覗きが性犯罪だという意識がない』『性犯罪をふざけて扱っている』といった内容の批判的な声が寄せられ、炎上状態に。中には『BPOに苦情を送った』という人もみられました。ドラマの原作となっている韓国映画に、覗きシーンはなかったことも、批判を強めた要因になっているのかもしれません」(同)
こうした脚本内容をめぐる炎上が、今後も勃発する可能性が「なきにしもあらず」という。
「脚本を担当する渡辺雄介氏は、自身のTwitterで、主人公のキャラクター設定に関して『本間快「メガネキャラ。むっつり女好き」。一ノ瀬次郎「自分ルールに忠実。明るい女好き」』と5月の段階で明かしていました。『女好き』というキャラクター設定自体に問題はないものの、それが初回のように、行き過ぎた描写につながってしまう可能性もある。主演2人はただ脚本の内容を演じているだけですが、こうした炎上が続けば悪いイメージがついてしまいますし、ファンにとっては堪え難い事態でしょう」(同)
良くも悪くも注目を浴びた初回放送。今後は視聴率、ストーリーともにどのような展開をたどっていくのだろうか。